恩納松金の最期(共通語)

概要

昔の村長の当山盛禄という恩納村の第一代の村長から私が聞いた話ですがねえ、あの恩納ナビーの歌はですね、こういうことだったらしいですよ。元々金武と恩納は村が一つだったようです。ようするに、間切一つだったが、それは当時、公儀からの命令だったか、それはわかりませんがね、恩納村が、金武村と分離しないといけないような立場になって、それで、金武と恩納は別々に二つの村に別れたらしいんです。恩納と金武が昔は一つの村であったという証拠にはね、こういう話があるんです。恩納ナビーの恋人で、松金(まつがに)という人がいたそうです。その松金の親父は恩納村役場の勤めで、その息子が、松金になっているわけです。そして、松金の屋敷はね、役場の真後ろに現在もありますよ。松金がいた屋敷はそこだったそうです。それで、恩納ナビーと松金の恋が始まったという話です。松金が十八歳の年だったようです。それで恩納ナビーは、もう毎晩のように松金の家に通って逢っていたそうですね。ある時ナビーが、松金の家に行って、たぶん外から声をかけたのでしょう。その時松金は、ちょうど髪を洗っていたそうです。ナビーが窓口から、一歩内に入ろうという時に、松金は男だけれども髪は非常に長かったというんだね。その長い髪を洗い髪で後ろに垂らしてあるものだから、一歩踏み出すたびに髪を踏んでね、後ろにひっくり返ったから、そのまま亡くなったという噂です。最期はそこでとげたということです。しかしそれとは反対にまた、役場の勤めを終えた後にひっくり返ったという伝説もありますがね。私の聞いた恩納松金の最期は、そうだったというようなことを聞かされましたよ。

再生時間:3:59

民話詳細DATA

レコード番号 47O375169
CD番号 47O37C208
決定題名 恩納松金の最期(共通語)
話者がつけた題名 恩納ナビーと松金
話者名 大城保光
話者名かな おおしろやすみつ
生年月日 18950309
性別
出身地 沖縄県恩納村恩納
記録日 19760227
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 恩納村T08A02
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 伝説
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 『恩納村の民話 伝説編』P8
キーワード 恩納ナビーの歌,金武と恩納は間切一つ,松金,恩納ナビーと松金の恋
梗概(こうがい) 昔の村長の当山盛禄という恩納村の第一代の村長から私が聞いた話ですがねえ、あの恩納ナビーの歌はですね、こういうことだったらしいですよ。元々金武と恩納は村が一つだったようです。ようするに、間切一つだったが、それは当時、公儀からの命令だったか、それはわかりませんがね、恩納村が、金武村と分離しないといけないような立場になって、それで、金武と恩納は別々に二つの村に別れたらしいんです。恩納と金武が昔は一つの村であったという証拠にはね、こういう話があるんです。恩納ナビーの恋人で、松金(まつがに)という人がいたそうです。その松金の親父は恩納村役場の勤めで、その息子が、松金になっているわけです。そして、松金の屋敷はね、役場の真後ろに現在もありますよ。松金がいた屋敷はそこだったそうです。それで、恩納ナビーと松金の恋が始まったという話です。松金が十八歳の年だったようです。それで恩納ナビーは、もう毎晩のように松金の家に通って逢っていたそうですね。ある時ナビーが、松金の家に行って、たぶん外から声をかけたのでしょう。その時松金は、ちょうど髪を洗っていたそうです。ナビーが窓口から、一歩内に入ろうという時に、松金は男だけれども髪は非常に長かったというんだね。その長い髪を洗い髪で後ろに垂らしてあるものだから、一歩踏み出すたびに髪を踏んでね、後ろにひっくり返ったから、そのまま亡くなったという噂です。最期はそこでとげたということです。しかしそれとは反対にまた、役場の勤めを終えた後にひっくり返ったという伝説もありますがね。私の聞いた恩納松金の最期は、そうだったというようなことを聞かされましたよ。
全体の記録時間数 3:59
物語の時間数 3:59
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

トップに戻る

TOP