これはお城を造るときには、首里への夫役は命令で夫役に出ないといけないんだ。それで勝連バーマーの夫役たちは首里に行く時間が遅くなって、役人に、「君達は今日は遅く来たから通さないぞ。」と言われて、勝連バーマーは、「十日月の上るまで働きますから、どうぞお通しください。」と頼んだ。夫役を使う人は、勝連バーマーが月の上るまでと言ったのを、夜明けまでと、思ってそこを通したわけなんだな。だが、月は旧暦の十日には、昼にはすでに空に上っているんだ、四時ごろにはすでに上っているんだよ。それで、今度は月がのぼったので、勝連からの夫役ははやし立てて、帰りしたくをしたらしい。「君は遅く来て、こんなに早く引きあげるか。」と役人に叱られると、勝連バーマーは、「月は上っています。十日月は上っております。」と言った。十日月の上るまでということで通されているからね。
| レコード番号 | 47O375069 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C203 |
| 決定題名 | 勝連バーマーの十日月(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | 勝連バーマー |
| 話者名 | 宜志富紹長 |
| 話者名かな | ぎしとみしょうちょう |
| 生年月日 | 18961208 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県恩納村安富祖 |
| 記録日 | 19760226 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 恩納村T03A16 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 笑話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | 主にお年寄りや父から聞いた。 |
| 文字化資料 | 『恩納村の民話 昔話編』P231 |
| キーワード | お城を造る,首里への夫役,勝連バーマー,旧暦の十日 |
| 梗概(こうがい) | これはお城を造るときには、首里への夫役は命令で夫役に出ないといけないんだ。それで勝連バーマーの夫役たちは首里に行く時間が遅くなって、役人に、「君達は今日は遅く来たから通さないぞ。」と言われて、勝連バーマーは、「十日月の上るまで働きますから、どうぞお通しください。」と頼んだ。夫役を使う人は、勝連バーマーが月の上るまでと言ったのを、夜明けまでと、思ってそこを通したわけなんだな。だが、月は旧暦の十日には、昼にはすでに空に上っているんだ、四時ごろにはすでに上っているんだよ。それで、今度は月がのぼったので、勝連からの夫役ははやし立てて、帰りしたくをしたらしい。「君は遅く来て、こんなに早く引きあげるか。」と役人に叱られると、勝連バーマーは、「月は上っています。十日月は上っております。」と言った。十日月の上るまでということで通されているからね。 |
| 全体の記録時間数 | 0:55 |
| 物語の時間数 | 0:55 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | 〇 |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |