為朝と牧港(シマグチ)

概要

ある所から鹿児島まで伝わった話が、鹿児島から次第に南に伝わってきて、どこから為朝の話が出たものやら、「運は天にあり。」と言って話は始まったんだ。そして着いた所は今帰仁の運天港、向こうに着いたという話だよ、為朝は。それで沖縄にいて、あの大里按司の妹を妻にめとっていたとか、妻をめとっていたとかな。その後為朝は牧港から船を出して行ってね、それからのことはわからないって。それでもその妻たちは、「為朝は来る、きっと来る。」と言って待ち続けてね、牧港で。それでそこは待港という名前が付いたそうだよ、沖縄方言で待つというのは、ぎょうにんべんの待の字で、船を待つという意味なんだよな。だが今は牧港と書いているんだ。ここから船を出してから為朝は来ないって。それで今日、人のなにがしかの名前、姓じゃなくて、なにがしの朝、あるいは朝という字が付いているのは為朝の子孫だと言っているよ、みんなが。なにがしの朝の字がはいっているだろう。それで沖縄の人はなにがしだと苗字がわかるもんだ。為朝は牧港から出ていってからどこに行ったかわからいって。

再生時間:1:47

民話詳細DATA

レコード番号 47O375062
CD番号 47O37C203
決定題名 為朝と牧港(シマグチ)
話者がつけた題名 源為朝
話者名 宜志富紹長
話者名かな ぎしとみしょうちょう
生年月日 18961208
性別
出身地 沖縄県恩納村安富祖
記録日 19760226
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 恩納村T03A09
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 伝説
発句(ほっく)
伝承事情 主にお年寄りや父から聞いた。
文字化資料 『恩納村の民話 伝説編』P107
キーワード 鹿児島,為朝,運は天にあり,今帰仁の運天港,大里按司の妹を妻に,待港,牧港
梗概(こうがい) ある所から鹿児島まで伝わった話が、鹿児島から次第に南に伝わってきて、どこから為朝の話が出たものやら、「運は天にあり。」と言って話は始まったんだ。そして着いた所は今帰仁の運天港、向こうに着いたという話だよ、為朝は。それで沖縄にいて、あの大里按司の妹を妻にめとっていたとか、妻をめとっていたとかな。その後為朝は牧港から船を出して行ってね、それからのことはわからないって。それでもその妻たちは、「為朝は来る、きっと来る。」と言って待ち続けてね、牧港で。それでそこは待港という名前が付いたそうだよ、沖縄方言で待つというのは、ぎょうにんべんの待の字で、船を待つという意味なんだよな。だが今は牧港と書いているんだ。ここから船を出してから為朝は来ないって。それで今日、人のなにがしかの名前、姓じゃなくて、なにがしの朝、あるいは朝という字が付いているのは為朝の子孫だと言っているよ、みんなが。なにがしの朝の字がはいっているだろう。それで沖縄の人はなにがしだと苗字がわかるもんだ。為朝は牧港から出ていってからどこに行ったかわからいって。
全体の記録時間数 1:47
物語の時間数 1:47
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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