宮古の漲水御嶽に、恋角、恋玉という神様がいた。その神は男の蛇を使っていたが、いつまで経っても繁盛しない。何故だろうかと考えるとそれは女がいない所為だと。その隣に美しい娘がいた。娘が裁縫をしている所へ、男の蛇は好男子に化けて入り、娘と夫婦になる。娘は妊娠する。青年は夜来て、昼になるとどこかへ姿を消すので、娘は不思議に思い、隣の婆に事情を話して、「妊娠したがいつまでも生まれない。どうしようか」と相談する。すると婆は、「きれいな青年が来る時に、青年のカタカシラに糸のついた針を刺して、その糸をたどって行くと何とか分かる」と言う。言われた通り糸をたどって行くと石垣の中に通じていて、そこに蛇がいた。それで腹の中の子が蛇の子だということに気付き、「どうすればおろせるか」と再び隣の婆に相談すると、「三月三日に潮水を7回かぶると流産する」と教えられる。教えられた通りにすると、浜の穴ぼっこに細い蛇がたくさん出てきた。その時から三月三日は女の祭りとして浜下り行事が始まった。
| レコード番号 | 47O235536 |
|---|---|
| CD番号 | 47O23C296 |
| 決定題名 | 蛇婿入(共通語) |
| 話者がつけた題名 | 蛇婿入り(浜下り由来) |
| 話者名 | 新里寛林 |
| 話者名かな | しんざとかんりん |
| 生年月日 | 18880617 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 伊良部村字仲地 |
| 記録日 | 19760725 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄国際大学口承研 |
| 元テープ番号 | 伊良部T46B01 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 本格昔話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 宮古の漲水御嶽,恋角,恋玉,神様,男の蛇,美しい娘,好男子,夫婦,妊娠,隣の婆,糸,針,石垣の中,三月三日,潮水を7回,浜下り |
| 梗概(こうがい) | 宮古の漲水御嶽に、恋角、恋玉という神様がいた。その神は男の蛇を使っていたが、いつまで経っても繁盛しない。何故だろうかと考えるとそれは女がいない所為だと。その隣に美しい娘がいた。娘が裁縫をしている所へ、男の蛇は好男子に化けて入り、娘と夫婦になる。娘は妊娠する。青年は夜来て、昼になるとどこかへ姿を消すので、娘は不思議に思い、隣の婆に事情を話して、「妊娠したがいつまでも生まれない。どうしようか」と相談する。すると婆は、「きれいな青年が来る時に、青年のカタカシラに糸のついた針を刺して、その糸をたどって行くと何とか分かる」と言う。言われた通り糸をたどって行くと石垣の中に通じていて、そこに蛇がいた。それで腹の中の子が蛇の子だということに気付き、「どうすればおろせるか」と再び隣の婆に相談すると、「三月三日に潮水を7回かぶると流産する」と教えられる。教えられた通りにすると、浜の穴ぼっこに細い蛇がたくさん出てきた。その時から三月三日は女の祭りとして浜下り行事が始まった。 |
| 全体の記録時間数 | 5:01 |
| 物語の時間数 | 4:26 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | 〇 |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |