家の中から一歩も外に出さずに大事にしている娘がいた。その娘がいつの間にか妊娠したので、隣の婆に聞くと、婆は「夜中、あなたの所にりっぱな青年が訪ねてくるはずだが、それは人間ではないので、苧をたくさん紡いでそれを針の穴に通し、男が来る時にそれを男のカンプ(結い髪)に刺しておきなさい。そして男が出て行ったらその糸をたどって確かめなさい」と言う。言われたとおり糸をたどって行くと、苧の糸は大きなガマ(洞穴)に通じていた。そしてガマの中から、「自分は悪い人間に目をつぶされた」と泣き騒ぐ声が聞こえた。男(蛇)は片目の神様だった。娘はまた隣の婆の所へ行って、「生まれてくる子供はどうしようか」とたずねると、「三月三日に海へ行って波をかぶりなさい」と言う。三月三日に浜辺へ降りて、7回波をかぶると蛇の子供がどどっと、たくさん生まれ出てきたという。
| レコード番号 | 47O235441 |
|---|---|
| CD番号 | 47O23C289 |
| 決定題名 | 蛇婿入 浜下り由来(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 手登根メガ |
| 話者名かな | てどこんめが |
| 生年月日 | 19040906 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 伊良部村国仲 |
| 記録日 | 19760726 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄国際大学口承研 |
| 元テープ番号 | 伊良部T41B09 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 本格昔話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 娘,妊娠,隣の婆,青年,苧,針,男のカンプ,ガマ,片目の神様,三月三日,蛇の子供 |
| 梗概(こうがい) | 家の中から一歩も外に出さずに大事にしている娘がいた。その娘がいつの間にか妊娠したので、隣の婆に聞くと、婆は「夜中、あなたの所にりっぱな青年が訪ねてくるはずだが、それは人間ではないので、苧をたくさん紡いでそれを針の穴に通し、男が来る時にそれを男のカンプ(結い髪)に刺しておきなさい。そして男が出て行ったらその糸をたどって確かめなさい」と言う。言われたとおり糸をたどって行くと、苧の糸は大きなガマ(洞穴)に通じていた。そしてガマの中から、「自分は悪い人間に目をつぶされた」と泣き騒ぐ声が聞こえた。男(蛇)は片目の神様だった。娘はまた隣の婆の所へ行って、「生まれてくる子供はどうしようか」とたずねると、「三月三日に海へ行って波をかぶりなさい」と言う。三月三日に浜辺へ降りて、7回波をかぶると蛇の子供がどどっと、たくさん生まれ出てきたという。 |
| 全体の記録時間数 | 4:29 |
| 物語の時間数 | 4:20 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |