伊良部と平良との間の海に大きなサバ(鮫)がいて、そこを通る舟を呑み込み、なかなか平良に行けなかった。オズの主は伊良部生まれで悪い病気の人だった。オズの主は、自分は生きていても仕方がない。私がこの鮫を退治しよう、と考え、デイゴの木を切り倒して舟を造り、体全体を縄で縛り、両手に刀を持って、自分で作った舟に乗り、海に出たそうだ。すると直ぐに大鮫が現れて、その舟を呑み込んでしまった。オズの主は、「自分の命のある限りは」と、持っていた刀でずたずたに鮫の腹を刺して殺したそうだ。死んだ鮫は長山の浜に打ち上げられた。ある人がそれを見つけて、みんなを集め、腹を裂いてみると、中からオズの主が舟と一緒に現れた。集まった人々は、「ああ、これは伊良部の守り神だ」と言って、その遺体を手厚く葬った。それで今でも伊良部の人達は、10月のアラミズの日には大事に祭りをして御願をしているという。鮫を退治して後、航海は安全になり、何の心配もなく平良に行けるようになった。
| レコード番号 | 47O235356 |
|---|---|
| CD番号 | 47O23C283 |
| 決定題名 | オズの主(方言) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 佐和田カニ |
| 話者名かな | さわだかに |
| 生年月日 | 19001211 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 伊良部村佐和田 |
| 記録日 | 19750425 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄国際大学口承研 |
| 元テープ番号 | 伊良部T36A05 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 伝説 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | いらぶの民話P340 |
| キーワード | 伊良部,平良,大きなサバ,舟を呑み込む,オズの主,悪い病気,鮫を退治,デイゴの木,両手に刀,長山の浜に打ち上げられた。ある人,10月のアラミズの日 |
| 梗概(こうがい) | 伊良部と平良との間の海に大きなサバ(鮫)がいて、そこを通る舟を呑み込み、なかなか平良に行けなかった。オズの主は伊良部生まれで悪い病気の人だった。オズの主は、自分は生きていても仕方がない。私がこの鮫を退治しよう、と考え、デイゴの木を切り倒して舟を造り、体全体を縄で縛り、両手に刀を持って、自分で作った舟に乗り、海に出たそうだ。すると直ぐに大鮫が現れて、その舟を呑み込んでしまった。オズの主は、「自分の命のある限りは」と、持っていた刀でずたずたに鮫の腹を刺して殺したそうだ。死んだ鮫は長山の浜に打ち上げられた。ある人がそれを見つけて、みんなを集め、腹を裂いてみると、中からオズの主が舟と一緒に現れた。集まった人々は、「ああ、これは伊良部の守り神だ」と言って、その遺体を手厚く葬った。それで今でも伊良部の人達は、10月のアラミズの日には大事に祭りをして御願をしているという。鮫を退治して後、航海は安全になり、何の心配もなく平良に行けるようになった。 |
| 全体の記録時間数 | 3:54 |
| 物語の時間数 | 2:16 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |