オコキダは下地島にある泥の深い田んぼで、昔は米を作っていたという。昔、使用人を何人も使っている金持ちが、元旦だというのに使用人に、「オコキダへ行って田を耕して来なさい」と言い付ける。使用人は「正月の一日くらい休ませてもらってもいいのに、自分は何と哀れな生まれだろう」と言って、牛に道具を掛け、田に出掛けた。そして、田を耕しながら「残念なことだ。こんなだったら、落ちて死んだほうがまし。私を落としてくれ」と大声で叫ぶと、本当にその田はドブっと沈んで、使用人も牛も道具と一緒に落ち込んでしまった。この牛は赤い大きな牛だったが、道具をつけたまま来間の沖に浮かんだ。この田は米の良く取れる田だったそうだが、金持ちの主人が情けないことをしたため、揺れる田になって、米は作れなくなったそうだ。
| レコード番号 | 47O235355 |
|---|---|
| CD番号 | 47O23C283 |
| 決定題名 | オコキダと牛(方言) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 佐和田カニ |
| 話者名かな | さわだかに |
| 生年月日 | 19001211 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 伊良部村佐和田 |
| 記録日 | 19750425 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄国際大学口承研 |
| 元テープ番号 | 伊良部T36A04 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 伝説 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | いらぶの民話P316 |
| キーワード | オコキダ,下地島,田んぼで、昔は米を作っていたと,金持ち,元旦,赤い大きな牛,来間 |
| 梗概(こうがい) | オコキダは下地島にある泥の深い田んぼで、昔は米を作っていたという。昔、使用人を何人も使っている金持ちが、元旦だというのに使用人に、「オコキダへ行って田を耕して来なさい」と言い付ける。使用人は「正月の一日くらい休ませてもらってもいいのに、自分は何と哀れな生まれだろう」と言って、牛に道具を掛け、田に出掛けた。そして、田を耕しながら「残念なことだ。こんなだったら、落ちて死んだほうがまし。私を落としてくれ」と大声で叫ぶと、本当にその田はドブっと沈んで、使用人も牛も道具と一緒に落ち込んでしまった。この牛は赤い大きな牛だったが、道具をつけたまま来間の沖に浮かんだ。この田は米の良く取れる田だったそうだが、金持ちの主人が情けないことをしたため、揺れる田になって、米は作れなくなったそうだ。 |
| 全体の記録時間数 | 2:52 |
| 物語の時間数 | 1:26 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |