昔、伊良部の元島の部落にタマミガという美しい娘がいて、この娘が外に出る時はいつも顔に鍋の墨を塗って出た。ある日、鍋の墨をつけ忘れてそのまま潮汲みに行かせたため、その娘はひと月経ってもふた月経っても帰って来なかった。両親が心配していると、三ヶ月目に、両親が畑に出ている間にその娘が母親の機で布を織っていた。その様子を隣の婆が見て、両親に経緯を話し、「布が織られているか確かめなさい」と言う。両親が畑に出掛ける振りをして隠れて見ていると、娘がやって来て機を織ろうとしたので、母親が捕まえようと袖を引っ張ると、娘は片袖を残したまま逃げ出し、ヌユシ御嶽に戻って行った。娘はヌユシ御嶽の神様になったのだと信じ、両親も親戚の人達も残された片袖を納め、神様として崇めるようになったそうだ
| レコード番号 | 47O235291 |
|---|---|
| CD番号 | 47O23C279 |
| 決定題名 | ヌユシ御嶽由来(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 佐久川米子 |
| 話者名かな | さくかわよねこ |
| 生年月日 | 19060410 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 伊良部村字長浜 |
| 記録日 | 19760329 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄国際大学口承研 |
| 元テープ番号 | 伊良部T32A04 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 伝説 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 伊良部の元島,タマミガ,美しい娘,顔に鍋の墨,潮汲み,機で布を,ヌユシ御嶽,神様,片袖 |
| 梗概(こうがい) | 昔、伊良部の元島の部落にタマミガという美しい娘がいて、この娘が外に出る時はいつも顔に鍋の墨を塗って出た。ある日、鍋の墨をつけ忘れてそのまま潮汲みに行かせたため、その娘はひと月経ってもふた月経っても帰って来なかった。両親が心配していると、三ヶ月目に、両親が畑に出ている間にその娘が母親の機で布を織っていた。その様子を隣の婆が見て、両親に経緯を話し、「布が織られているか確かめなさい」と言う。両親が畑に出掛ける振りをして隠れて見ていると、娘がやって来て機を織ろうとしたので、母親が捕まえようと袖を引っ張ると、娘は片袖を残したまま逃げ出し、ヌユシ御嶽に戻って行った。娘はヌユシ御嶽の神様になったのだと信じ、両親も親戚の人達も残された片袖を納め、神様として崇めるようになったそうだ |
| 全体の記録時間数 | 3:22 |
| 物語の時間数 | 3:11 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |