イスンミのタニメガ(方言)

概要

佐和田部落にタニメガという美人の娘がいた。その娘は歌も上手だった。島の人たちはタニメガに頼んで、織った宮古上布を平良の役所に納めさせた。娘が美人だったため、駄目な上布でも彼女が持って行くと合格したからだ。タニメガが何度も役所に通っていると、そこの御主加那志が「どうしていつもお前か。佐和田には人はいないのか」と聞いた。娘は「人はたくさんいるが、貧しいため自分がやって来る」と言った。すると御主加那志が「それでは自分と一緒になりなさい」と言う。娘は「あなたが首里へ行ってもっと偉くなり、私は御主加那志の嫁としてみんなに尊敬されたい」と言う。御主加那志はタニメガの願いどおり首里へ行って上の位につき、宮古に帰った。そしてタニメガに「自分は偉くなって来てブンミャー長になったので妻になりなさい」と言う。ところがタニメガは、「イシンミのアコウ木は石を抱いて、土を抱いて根を下ろしている。私にも家庭があり、夫も子供もいるので一緒にはなれない」と断わった。すると御主加那志は「それでは幸せに暮らしなさい」と言って帰ったそうだ。

再生時間:3:22

民話詳細DATA

レコード番号 47O235288
CD番号 47O23C278
決定題名 イスンミのタニメガ(方言)
話者がつけた題名
話者名 佐久川米子
話者名かな さくかわよねこ
生年月日 19060410
性別
出身地 伊良部村字長浜
記録日 19760329
記録者の所属組織 沖縄国際大学口承研
元テープ番号 伊良部T32A01
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 伝説
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード 佐和田部落,タニメガ,美人,歌も上手,宮古上布,平良の役所,御主加那志,嫁,尊敬,首里,ブンミャー長,妻
梗概(こうがい) 佐和田部落にタニメガという美人の娘がいた。その娘は歌も上手だった。島の人たちはタニメガに頼んで、織った宮古上布を平良の役所に納めさせた。娘が美人だったため、駄目な上布でも彼女が持って行くと合格したからだ。タニメガが何度も役所に通っていると、そこの御主加那志が「どうしていつもお前か。佐和田には人はいないのか」と聞いた。娘は「人はたくさんいるが、貧しいため自分がやって来る」と言った。すると御主加那志が「それでは自分と一緒になりなさい」と言う。娘は「あなたが首里へ行ってもっと偉くなり、私は御主加那志の嫁としてみんなに尊敬されたい」と言う。御主加那志はタニメガの願いどおり首里へ行って上の位につき、宮古に帰った。そしてタニメガに「自分は偉くなって来てブンミャー長になったので妻になりなさい」と言う。ところがタニメガは、「イシンミのアコウ木は石を抱いて、土を抱いて根を下ろしている。私にも家庭があり、夫も子供もいるので一緒にはなれない」と断わった。すると御主加那志は「それでは幸せに暮らしなさい」と言って帰ったそうだ。
全体の記録時間数 3:30
物語の時間数 3:22
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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