昔、人間と犬が同時に子供を産んだ。夫は自分の妻にはご馳走をいっぱい作ってあげたが、犬には何もやらなかった。夫は漁に出る。魚が一匹も釣れないので、アダン木を枕にして眠っていた。するととそこへ犬がやって来て、「シュウサバナリヌ、カンスッサリー」と神様を呼んで、「自分の家で、人間も子供を産み、自分も子供を産んだが、人間にはご馳走を作ってやるのに、自分には何もくれないので罰して下さい」と頼んだ。すると神様は、「自分は今、生人(人間)に枕されていて起きれないので、あんたが行って、その家の門に印としてフグルアズ貝を置いておきなさい」と言う。この会話を聞いていた夫は、「これは危ない」と大急ぎ家に戻ると犬を呼んで慰め、「あんたが置いてある印をはずしてくれ」と言う。犬は「はい」と言って、その印を隣の家の門の上に置いた。そこへ神様がやって来て、その貝の置かれた家の子供を殺してしまう。
| レコード番号 | 47O235272 |
|---|---|
| CD番号 | 47O23C277 |
| 決定題名 | 犬の恨み(方言) |
| 話者がつけた題名 | 夫婦と犬の子 |
| 話者名 | 西里マツ |
| 話者名かな | にしはらまつ |
| 生年月日 | 18980915 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 伊良部村字池間添 |
| 記録日 | 19760328 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄国際大学口承研 |
| 元テープ番号 | 伊良部T30B01 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 伝説 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | 友人達から |
| 文字化資料 | いらぶの民話P412 |
| キーワード | 人間と犬,子供を産んだ,夫,妻,ご馳走,犬には何もやらない,夫は漁に出る,アダン木,枕,神様,家の門に印,フグルアズ貝,子供を殺してしまう |
| 梗概(こうがい) | 昔、人間と犬が同時に子供を産んだ。夫は自分の妻にはご馳走をいっぱい作ってあげたが、犬には何もやらなかった。夫は漁に出る。魚が一匹も釣れないので、アダン木を枕にして眠っていた。するととそこへ犬がやって来て、「シュウサバナリヌ、カンスッサリー」と神様を呼んで、「自分の家で、人間も子供を産み、自分も子供を産んだが、人間にはご馳走を作ってやるのに、自分には何もくれないので罰して下さい」と頼んだ。すると神様は、「自分は今、生人(人間)に枕されていて起きれないので、あんたが行って、その家の門に印としてフグルアズ貝を置いておきなさい」と言う。この会話を聞いていた夫は、「これは危ない」と大急ぎ家に戻ると犬を呼んで慰め、「あんたが置いてある印をはずしてくれ」と言う。犬は「はい」と言って、その印を隣の家の門の上に置いた。そこへ神様がやって来て、その貝の置かれた家の子供を殺してしまう。 |
| 全体の記録時間数 | 4:24 |
| 物語の時間数 | 4:24 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |