魚女房(方言)

概要

サカナガマという魚が海にいた。ある独身の男がそれを捕って家に持ち帰り、桶に入れて大切に飼っていた。男が出掛けている間に、魚は女に変身して炊事や掃除などをしていた。いつの間にか二人は夫婦になり、子供もできる。子供ができると忙しくなり、夫婦喧嘩をするようになった。そして夫が「出て行け」と言う。妻は「はい、出て行きます」と言って、家を出て海へ行く。そして水の中に入り、海水が膝に浸かるところまで進むと、「自分を釣ったところまで連れて行って見送りなさい」と言い、海水が胸に達するところまで進む。そして再び、「本当にいいですね」と念を押す。夫は意地になって、「ああ、行け」と言う。妻は、海水が胸から鼻に達するところまで、だんだん進んで行って、とうとう姿を消してしまった。夫が家に帰ってみると、家の中は蜘蛛の巣だらけになって荒れ、次第しだいに貧乏になっていった。そして夫は鳥になって、夜になると「コーイ、コーイ」と、弱い声で鳴くようになったそうだ。

再生時間:3:57

民話詳細DATA

レコード番号 47O235222
CD番号 47O23C274
決定題名 魚女房(方言)
話者がつけた題名
話者名 立津カメ
話者名かな たてつかめ
生年月日 19111105
性別
出身地 伊良部村字長浜 
記録日 19760329
記録者の所属組織 沖縄国際大学口承研
元テープ番号 伊良部T27B08
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 本格昔話
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード サカナガマ,魚,独身の男,魚は女に変身,炊事や掃除,夫婦,子供,夫婦喧嘩,海水,膝,蜘蛛の巣,貧乏
梗概(こうがい) サカナガマという魚が海にいた。ある独身の男がそれを捕って家に持ち帰り、桶に入れて大切に飼っていた。男が出掛けている間に、魚は女に変身して炊事や掃除などをしていた。いつの間にか二人は夫婦になり、子供もできる。子供ができると忙しくなり、夫婦喧嘩をするようになった。そして夫が「出て行け」と言う。妻は「はい、出て行きます」と言って、家を出て海へ行く。そして水の中に入り、海水が膝に浸かるところまで進むと、「自分を釣ったところまで連れて行って見送りなさい」と言い、海水が胸に達するところまで進む。そして再び、「本当にいいですね」と念を押す。夫は意地になって、「ああ、行け」と言う。妻は、海水が胸から鼻に達するところまで、だんだん進んで行って、とうとう姿を消してしまった。夫が家に帰ってみると、家の中は蜘蛛の巣だらけになって荒れ、次第しだいに貧乏になっていった。そして夫は鳥になって、夜になると「コーイ、コーイ」と、弱い声で鳴くようになったそうだ。
全体の記録時間数 3:57
物語の時間数 3:57
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

トップに戻る

TOP