ある日、雲雀が軒下に落ちた。その家の主はやさしい人だったので、雲雀を介抱してやった。雲雀は元気に飛び立って行ったが、翌年の春になると、何かの種を持って来て、その家の庭先に落とした。それは瓢箪の種だった。それをまくと実がたくさん取れたので、心のやさしいその人は隣近所に配ってあげた。瓢箪は砂糖のように甘く、おいしくて評判になったので、その種をみんなにも分けてやった。この話を聞いて隣の意地の悪い人が、軒下に止まった雲雀をわざと傷つけて、薬を塗り、介抱してから放した。翌年の春、この人の庭にも瓢箪の種が落とされた。するとこの悪い人は、「これで金持ちになれる」と言って、その瓢箪の種をまくと、たくさんの実が取れた。この人が隣近所に瓢箪を配ったので、みんなが切って食べると、辛くて苦くて食べられたもんではない。みんなは怒って、その瓢箪を割って捨ててしまったそうだ。
| レコード番号 | 47O235220 |
|---|---|
| CD番号 | 47O23C274 |
| 決定題名 | 雲雀の瓢箪(方言) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 立津カメ |
| 話者名かな | たてつかめ |
| 生年月日 | 19111105 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 伊良部村字長浜 |
| 記録日 | 19760329 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄国際大学口承研 |
| 元テープ番号 | 伊良部T27B06 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 本格昔話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | いらぶの民話P229 |
| キーワード | 雲雀,軒下,種,庭先,瓢箪の種,隣の意地の悪い人 |
| 梗概(こうがい) | ある日、雲雀が軒下に落ちた。その家の主はやさしい人だったので、雲雀を介抱してやった。雲雀は元気に飛び立って行ったが、翌年の春になると、何かの種を持って来て、その家の庭先に落とした。それは瓢箪の種だった。それをまくと実がたくさん取れたので、心のやさしいその人は隣近所に配ってあげた。瓢箪は砂糖のように甘く、おいしくて評判になったので、その種をみんなにも分けてやった。この話を聞いて隣の意地の悪い人が、軒下に止まった雲雀をわざと傷つけて、薬を塗り、介抱してから放した。翌年の春、この人の庭にも瓢箪の種が落とされた。するとこの悪い人は、「これで金持ちになれる」と言って、その瓢箪の種をまくと、たくさんの実が取れた。この人が隣近所に瓢箪を配ったので、みんなが切って食べると、辛くて苦くて食べられたもんではない。みんなは怒って、その瓢箪を割って捨ててしまったそうだ。 |
| 全体の記録時間数 | 2:40 |
| 物語の時間数 | 2:40 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |