エイにうつされた病気(共通語)

概要

昔、佐和田の漁師が海に出て、干潟で腹を上にして寝転んでいるエンタンを見つける。よく見るとその持ち物が自分の妻の物によく似ていたので関係をもった。その後でそのエンタンに、「海に帰りなさい」と言うと、自分の性器が「ウミニカエリナサイ」と言う。「ああ、不思議だな」と言うと、「アア、フシギダナ」と言う。「もう、いらんことをしたなあ」と言うと、また「モウ、イランコトヲシタナア」と言う。男は心配して、潮干狩りもやめて家に帰り、戸口に座り込んでいると、妻が出て来て、「海から帰っても一言も言わないのか」と言うが、男は黙っていた。それでも妻が攻めるので、これまでのことを話すと、妻は「それでは自分と寝てみなさい」と言う。妻と寝るとその病気が妻の物に移った。妻が苧を紡ぎながら歌っていると、下の方でも歌う。困っていると、ちょうどそこへ鍋の修理をして回っている男がやって来たので、その男を部屋に誘い込んで寝る。事が済むと妻は「夫が来ないうちに帰りなさい」と言って男を急かすと、男は庭に降りて自分の商売道具を「よおいさあ」と担ぐ。すると下の方でも「ヨオイサア」と声がしたので、妻は喜ぶ。男が、道々歩きながら、「なびぬくー(鍋の修理)、なびぬくー」と呼び声を掛けると、性器の方でも「ナビナクー、ナビナクー」と声を上げた。男が、変な女と関係してしまったと心配していると、道端に牛がいたのでその牛と関係した。すると牛が「ンモオー」と鳴くと、尻の方でも「ンモオー」と鳴いた。余り鳴くものだから、牛が崖にその尻をこすりつけると崖に移ってしまい、それから山彦になったそうだ。

再生時間:4:14

民話詳細DATA

レコード番号 47O235199
CD番号 47O23C272
決定題名 エイにうつされた病気(共通語)
話者がつけた題名
話者名 仲宗根成長
話者名かな なかそねせいちょう
生年月日 19051103
性別
出身地 伊良部村字池間添 
記録日 19760328
記録者の所属組織 沖縄国際大学口承研
元テープ番号 伊良部T26B08
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 本格昔話
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 いらぶの民話P35
キーワード 佐和田の漁師,海,干潟,寝転んでいる,エンタン,自分の妻の物,性器,病気,妻,苧,鍋の修理,ヨオイサア,妻は喜ぶ,ナビナクー,道端に牛,ンモオー,崖,尻,山彦
梗概(こうがい) 昔、佐和田の漁師が海に出て、干潟で腹を上にして寝転んでいるエンタンを見つける。よく見るとその持ち物が自分の妻の物によく似ていたので関係をもった。その後でそのエンタンに、「海に帰りなさい」と言うと、自分の性器が「ウミニカエリナサイ」と言う。「ああ、不思議だな」と言うと、「アア、フシギダナ」と言う。「もう、いらんことをしたなあ」と言うと、また「モウ、イランコトヲシタナア」と言う。男は心配して、潮干狩りもやめて家に帰り、戸口に座り込んでいると、妻が出て来て、「海から帰っても一言も言わないのか」と言うが、男は黙っていた。それでも妻が攻めるので、これまでのことを話すと、妻は「それでは自分と寝てみなさい」と言う。妻と寝るとその病気が妻の物に移った。妻が苧を紡ぎながら歌っていると、下の方でも歌う。困っていると、ちょうどそこへ鍋の修理をして回っている男がやって来たので、その男を部屋に誘い込んで寝る。事が済むと妻は「夫が来ないうちに帰りなさい」と言って男を急かすと、男は庭に降りて自分の商売道具を「よおいさあ」と担ぐ。すると下の方でも「ヨオイサア」と声がしたので、妻は喜ぶ。男が、道々歩きながら、「なびぬくー(鍋の修理)、なびぬくー」と呼び声を掛けると、性器の方でも「ナビナクー、ナビナクー」と声を上げた。男が、変な女と関係してしまったと心配していると、道端に牛がいたのでその牛と関係した。すると牛が「ンモオー」と鳴くと、尻の方でも「ンモオー」と鳴いた。余り鳴くものだから、牛が崖にその尻をこすりつけると崖に移ってしまい、それから山彦になったそうだ。
全体の記録時間数 4:14
物語の時間数 4:14
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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