継母が継子を山へ連れて行き、両手を切って継子を残したまま家へ帰る。継子は木の実を食べて生き延びる。継子はアヤグが得意だった。ある日、御主加那志の一行が山廻りをしていた。継子が美しい声でアヤグ歌っていると、それを御主加那志の長男が聞き、家来達に「自分が行って確かめてくる」と言って歌のする方へ行く。よく見ると、大変美しい娘だったが両手がない。長男は親に隠してその継子を家へ連れて帰り、自分の妻にする。継子は身ごもるが、長男はまた山廻りに行くことになる。山を廻っている途中で、長男は継母の家に宿を取る。その長男の元へ産み月を知らせる継子からの手紙が届くが、継母の手に渡ってしまう。継母は息子の名前で、「お前は今日限りお城を出なさい。生まれる子は海に捨てなさい」と手紙を書いてお城に送る。その手紙を手にした御主加那志は、そんな娘がいたのかと驚き、裏座に隠れていた母子を見つけ出し、箱舟に乗せて海に流してしまう。継子はある島に流れ着き、そこで子供を育てる。近くに池があったので、子供を連れて行って顔を洗おうとすると、子供が池の中に落しそうになった。「あっ、危ない」と思い、手を伸ばして抱こうとすると、突然、両方の手が生えた。そこへ山廻りをしていた息子が通り掛り、美しい歌声に引かれて母子に会う。継子は、「あんたは私達を追い出すように、と手紙に書いたのでもう一緒にはなれない」と言う。「いや、そんな手紙を出したことはない」と互いに言い合っているうちに、継母の悪巧みだったことが分かり、一緒に継母のところへ行って継母を殺す。その後は幸せに暮らした。
| レコード番号 | 47O235055 |
|---|---|
| CD番号 | 47O23C265 |
| 決定題名 | 手なし娘(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 奥浜シゲ |
| 話者名かな | おくはましげ |
| 生年月日 | 不明(70歳) |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 伊良部村字佐和田 |
| 記録日 | 19760329 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄国際大学口承研 |
| 元テープ番号 | 伊良部T20A21 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 本格昔話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | ユガタイとして祖母から聞く |
| 文字化資料 | いらぶの民話P195 |
| キーワード | 継母,継子,山,両手を切った,木の実,アヤグが得意,御主加那志の一行,山廻り,美しい声でアヤグ歌っていた,御主加那志の長男,大変美しい娘,両手がない,妻にする,継子は身ごもる,継母の家に宿を取る,産み月を知らせる継子からの手紙,継母の手に渡る,お城を出なさい,生まれる子は海に捨てなさい,箱舟,海に流してしまう,池,顔を洗う,子供が池の中に落しそうになった,、両方の手が生えた,継母の悪巧み,継母を殺す |
| 梗概(こうがい) | 継母が継子を山へ連れて行き、両手を切って継子を残したまま家へ帰る。継子は木の実を食べて生き延びる。継子はアヤグが得意だった。ある日、御主加那志の一行が山廻りをしていた。継子が美しい声でアヤグ歌っていると、それを御主加那志の長男が聞き、家来達に「自分が行って確かめてくる」と言って歌のする方へ行く。よく見ると、大変美しい娘だったが両手がない。長男は親に隠してその継子を家へ連れて帰り、自分の妻にする。継子は身ごもるが、長男はまた山廻りに行くことになる。山を廻っている途中で、長男は継母の家に宿を取る。その長男の元へ産み月を知らせる継子からの手紙が届くが、継母の手に渡ってしまう。継母は息子の名前で、「お前は今日限りお城を出なさい。生まれる子は海に捨てなさい」と手紙を書いてお城に送る。その手紙を手にした御主加那志は、そんな娘がいたのかと驚き、裏座に隠れていた母子を見つけ出し、箱舟に乗せて海に流してしまう。継子はある島に流れ着き、そこで子供を育てる。近くに池があったので、子供を連れて行って顔を洗おうとすると、子供が池の中に落しそうになった。「あっ、危ない」と思い、手を伸ばして抱こうとすると、突然、両方の手が生えた。そこへ山廻りをしていた息子が通り掛り、美しい歌声に引かれて母子に会う。継子は、「あんたは私達を追い出すように、と手紙に書いたのでもう一緒にはなれない」と言う。「いや、そんな手紙を出したことはない」と互いに言い合っているうちに、継母の悪巧みだったことが分かり、一緒に継母のところへ行って継母を殺す。その後は幸せに暮らした。 |
| 全体の記録時間数 | 2:19 |
| 物語の時間数 | 2:02 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |