昔、下地島に二軒の家があった。そこの人が漁に出てユナイタマという魚を釣ってきて、片方は炊いて食べ、もう一方は塩漬けにして置いていた。で、そこの家にウイスガーという所から女の人が嫁に来た。子供が夜中に、「母さん起きなさい。起きなさい。ウイスガーのおばぁの所に行く」といって泣き止まない。母親は、こんな夜中にと不思議に思い、子供を連れて実家へ帰る。その時、「ヨナイタマ、ヨナイタマ、早くおいで」と呼ぶ声がして、「私は片一方しかないが、それも塩漬けにされているので行けないよ」と答える声が聞こえた。「じゃあ、大きな波を寄こすからおいで」と神様が言う。次の朝、母子が戻ってみると下地島の二軒の家は跡形もなく、消えていた。
| レコード番号 | 47O234963 |
|---|---|
| CD番号 | 47O23C260 |
| 決定題名 | ユナイタマと通り池(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 武富カマド |
| 話者名かな | たけとみかまど |
| 生年月日 | 19111210 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 伊良部村字長浜 |
| 記録日 | 19760329 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄国際大学口承研 |
| 元テープ番号 | 伊良部T16A13 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 伝説 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | いらぶの民話P318 |
| キーワード | 下地島に二軒の家,漁,ユナイタマ,片方は炊いて食べ,一方は塩漬け,ウイスガー,嫁,子供が,大きな波,神様,下地島の二軒の家は消えた |
| 梗概(こうがい) | 昔、下地島に二軒の家があった。そこの人が漁に出てユナイタマという魚を釣ってきて、片方は炊いて食べ、もう一方は塩漬けにして置いていた。で、そこの家にウイスガーという所から女の人が嫁に来た。子供が夜中に、「母さん起きなさい。起きなさい。ウイスガーのおばぁの所に行く」といって泣き止まない。母親は、こんな夜中にと不思議に思い、子供を連れて実家へ帰る。その時、「ヨナイタマ、ヨナイタマ、早くおいで」と呼ぶ声がして、「私は片一方しかないが、それも塩漬けにされているので行けないよ」と答える声が聞こえた。「じゃあ、大きな波を寄こすからおいで」と神様が言う。次の朝、母子が戻ってみると下地島の二軒の家は跡形もなく、消えていた。 |
| 全体の記録時間数 | 4:29 |
| 物語の時間数 | 4:08 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |