殿様が馬に乗って道を通っていると、畑で老人が粟の草を取っていた。殿様は「一日に何本の草が取れるか数えておけ」と命ずる。老人は数えていたが、途中で分からなくなり、「自分は打ち首にされるに違いない」と泣いていると、そこへ賢い孫が食事を運んで来た。老人が泣いているのを見て、そのわけを尋ねる。老人は殿様の命令を話し、「50までは数えたが、その後は分からない。打ち首にされるに違いない」と言う。子供が「心配することはない」と言って安心させ、老人が食事を取っていると、殿様がやって来て馬から降り、「何本だったか」と聞く。するとその子供が老人に代わって、「それでは、あなたは馬に乗って来られたが、馬の足数はいくらか分かりますか」と聞いた。殿様は答えることが出来ず、「賢い子だ」と言ってほめた。そして、「お前は頓知のきく子なのでもう一つ聞く」と言って両手を出し、パンパンたたいて、「音はどっちの方から出たか」と聞くと、子供は食べ残しのおにぎりを二つに割って両手に持ち、「右手と左手、どっちのおにぎりがおいしいか」と聞いた。殿様は、「お前は知恵のある子だ」と言ってほめ、沢山の褒美をやったということである。
| レコード番号 | 47O234917 |
|---|---|
| CD番号 | 47O23C258 |
| 決定題名 | 殿様と小僧(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | 侍と小僧 |
| 話者名 | 洲鎌蒲一 |
| 話者名かな | すがまかまいち |
| 生年月日 | 19050425 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 伊良部村字長浜 |
| 記録日 | 19760330 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄国際大学口承研 |
| 元テープ番号 | 伊良部T14A06 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 笑話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | いらぶの民話P258 |
| キーワード | 殿様,馬,畑で老人が粟の草,一日に何本の草が取れるか数えておけ」と命ずる。老人は数え,打ち首,賢い孫,食事,馬の足数,賢い子,音はどっちの方から出たか,おにぎり,右手と左手どっちのおにぎりがおいしいか,褒美 |
| 梗概(こうがい) | 殿様が馬に乗って道を通っていると、畑で老人が粟の草を取っていた。殿様は「一日に何本の草が取れるか数えておけ」と命ずる。老人は数えていたが、途中で分からなくなり、「自分は打ち首にされるに違いない」と泣いていると、そこへ賢い孫が食事を運んで来た。老人が泣いているのを見て、そのわけを尋ねる。老人は殿様の命令を話し、「50までは数えたが、その後は分からない。打ち首にされるに違いない」と言う。子供が「心配することはない」と言って安心させ、老人が食事を取っていると、殿様がやって来て馬から降り、「何本だったか」と聞く。するとその子供が老人に代わって、「それでは、あなたは馬に乗って来られたが、馬の足数はいくらか分かりますか」と聞いた。殿様は答えることが出来ず、「賢い子だ」と言ってほめた。そして、「お前は頓知のきく子なのでもう一つ聞く」と言って両手を出し、パンパンたたいて、「音はどっちの方から出たか」と聞くと、子供は食べ残しのおにぎりを二つに割って両手に持ち、「右手と左手、どっちのおにぎりがおいしいか」と聞いた。殿様は、「お前は知恵のある子だ」と言ってほめ、沢山の褒美をやったということである。 |
| 全体の記録時間数 | 3:30 |
| 物語の時間数 | 3:30 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |