インガマヤラウの話(共通語)

概要

昔、伊良部にインガマヤラウという化け物が住んでいた。伊良部の人が化け物と友達になり、海へ行ったり、一緒に仕事をしていた。友達になった男が、インガマヤラウを追い払うと、住んでいる木に次々に火をつけて焼いた。インガマヤラウは、男に、「自分の家に火をつけたのは誰だろう。知っている人だろうか、知らない人だろうか」と言った。男は、「知っている人がそんなことをするわけはない」と言った。インガマヤラウは住む所がなくなり、八重山に行くことにした。男に別れのあいさつに来て、八重山に来ることがあれば是非訪ねてくれと頼んだ。インガマヤラウが去ったあと、男は八重山に旅することになり、八重山に行った時、インガマヤラウの家を探す。ある人にインガマヤラウの家を教えてくれと頼み、家を焼いたことまで話してしまう。頼まれた人はインガマヤラウに、そのことを話した。男がインガマヤラウを訪ねて行くと、インガマヤラウは何も知らないふりをして男をもてなし、別れる時に男に箱を渡し、これには大事な宝が入っているから、途中では絶対開けるな、と言った。男の乗った船が、来間島の沖に近付いた時、逆風に会い、船は錨を下ろした。船に乗っている人達は、男にインガマヤラウからもらって来た宝を見せろと言う。男はいやがったが、その宝を開けてみると、その中には悪性のマラリアが入っており、来間島にそれが飛び散り、島の人達は3人だけ残してすべて死んでしまった。それから伊良部と来間島との間の嫁取り聟取りはうまく行かなくなり、働きに行った人もつとまらないようになった。

再生時間:6:01

民話詳細DATA

レコード番号 47O234651
CD番号 47O23C242
決定題名 インガマヤラウの話(共通語)
話者がつけた題名 ヤラブガ崎のユガタイ
話者名 佐和田カニ
話者名かな さわだかに
生年月日 19001210
性別
出身地 伊良部村佐和田
記録日 19760329
記録者の所属組織 沖縄国際大学口承研
元テープ番号 伊良部T02B17
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 本格昔話
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 伊良部郷土誌P220
キーワード 伊良部,インガマヤラウ,化け物,化け物と友達,海,木に火をつけて焼いた,八重山,箱,大事な宝,来間島の沖,逆風,船は錨を下ろした,悪性のマラリア,死んでしまった,伊良部と来間島との間の嫁取り聟取り
梗概(こうがい) 昔、伊良部にインガマヤラウという化け物が住んでいた。伊良部の人が化け物と友達になり、海へ行ったり、一緒に仕事をしていた。友達になった男が、インガマヤラウを追い払うと、住んでいる木に次々に火をつけて焼いた。インガマヤラウは、男に、「自分の家に火をつけたのは誰だろう。知っている人だろうか、知らない人だろうか」と言った。男は、「知っている人がそんなことをするわけはない」と言った。インガマヤラウは住む所がなくなり、八重山に行くことにした。男に別れのあいさつに来て、八重山に来ることがあれば是非訪ねてくれと頼んだ。インガマヤラウが去ったあと、男は八重山に旅することになり、八重山に行った時、インガマヤラウの家を探す。ある人にインガマヤラウの家を教えてくれと頼み、家を焼いたことまで話してしまう。頼まれた人はインガマヤラウに、そのことを話した。男がインガマヤラウを訪ねて行くと、インガマヤラウは何も知らないふりをして男をもてなし、別れる時に男に箱を渡し、これには大事な宝が入っているから、途中では絶対開けるな、と言った。男の乗った船が、来間島の沖に近付いた時、逆風に会い、船は錨を下ろした。船に乗っている人達は、男にインガマヤラウからもらって来た宝を見せろと言う。男はいやがったが、その宝を開けてみると、その中には悪性のマラリアが入っており、来間島にそれが飛び散り、島の人達は3人だけ残してすべて死んでしまった。それから伊良部と来間島との間の嫁取り聟取りはうまく行かなくなり、働きに行った人もつとまらないようになった。
全体の記録時間数 6:19
物語の時間数 6:01
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

トップに戻る

TOP