秤と枡をごまかした人の子孫の話(シマグチ)

概要

昔、大金持ちの爺さんが死ぬとき息子を呼んで遺言する。自分が金持ちになったのは、秤ではかるとき、人にやる場合は中にシンを入れ、人から貰うときはシンを抜いて、また、桝で人にやるときは底にシンを入れ、貰うときはシンを抜いたから、自分は金持ちになった、と教える。息子は死ぬ人の機嫌をそこねないように、そのことを承諾する。49日過ぎて息子は父の罪を嘆き、自分はそうすまいと思って、餅やごちそうを神に供えて詫びる。秤と桝は焼き捨てる。シャーハーガレという神様の使いの星が出るときに供えた。シャーハーガレ星は天の神様の所へそれを持って行くと、「何故、これを持ってきたか。向こうの家には孫が2人出来ているが、その孫達は集めた宝を食いつぶす運命だったのに。お前はその孫達を連れて来い」と命ずる。2人の孫は今日、明日と日を追って死ぬ。父親はどうしてだろうかと嘆き悲しんで、夜、本でその訳を調べていた。そこへシャーハーガレー神がやって来る。父親は今まで読んでいた本を隠して黙っている。神に訳をきかれ、「何の因果でこうなったのか本で調べていた」と答える。神は、「私があんたの子供2人を連れていったが、日にちをみて待てばきれいに元どおりに同じように作ってやるから待ってなさい。あなたは人の模範となるべき人だから」と言う。その後、日にちを待っているよ、同じように2人の子が産まれ、幸せに暮らした。

再生時間:4:16

民話詳細DATA

レコード番号 47O234636
CD番号 47O23C241
決定題名 秤と枡をごまかした人の子孫の話(シマグチ)
話者がつけた題名
話者名 佐和田カニ
話者名かな さわだかに
生年月日 19001210
性別
出身地 伊良部村佐和田
記録日 19760326
記録者の所属組織 沖縄国際大学口承研
元テープ番号 伊良部T02B02
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 本格昔話
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 伊良部郷土誌P243
キーワード 大金持ちの爺さん,息子,遺言,秤,中にシン,は底にシン,49日,父の罪,餅やごちそうを神に供えて詫びる,秤と桝は焼き捨てる,シャーハーガレ,神様の使いの星,シャーハーガレ星,天の神様,2人の孫,因果
梗概(こうがい) 昔、大金持ちの爺さんが死ぬとき息子を呼んで遺言する。自分が金持ちになったのは、秤ではかるとき、人にやる場合は中にシンを入れ、人から貰うときはシンを抜いて、また、桝で人にやるときは底にシンを入れ、貰うときはシンを抜いたから、自分は金持ちになった、と教える。息子は死ぬ人の機嫌をそこねないように、そのことを承諾する。49日過ぎて息子は父の罪を嘆き、自分はそうすまいと思って、餅やごちそうを神に供えて詫びる。秤と桝は焼き捨てる。シャーハーガレという神様の使いの星が出るときに供えた。シャーハーガレ星は天の神様の所へそれを持って行くと、「何故、これを持ってきたか。向こうの家には孫が2人出来ているが、その孫達は集めた宝を食いつぶす運命だったのに。お前はその孫達を連れて来い」と命ずる。2人の孫は今日、明日と日を追って死ぬ。父親はどうしてだろうかと嘆き悲しんで、夜、本でその訳を調べていた。そこへシャーハーガレー神がやって来る。父親は今まで読んでいた本を隠して黙っている。神に訳をきかれ、「何の因果でこうなったのか本で調べていた」と答える。神は、「私があんたの子供2人を連れていったが、日にちをみて待てばきれいに元どおりに同じように作ってやるから待ってなさい。あなたは人の模範となるべき人だから」と言う。その後、日にちを待っているよ、同じように2人の子が産まれ、幸せに暮らした。
全体の記録時間数 4:35
物語の時間数 4:16
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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