オヤケ赤蜂はよ、裏の道まっすぐ行ってよ、だいたい二〇〇メートル位あるかな。南側に赤蜂の生誕の地といってありますよね。向こうで生まれたらしい。そこは波照間の人間の住んでいる屋敷では一番高いところさ。赤蜂は実際は外人の子供だったが、それが分かると、「父無し。」とひどい目に遭うから、親戚がみんな隠して口止めして、海岸でオギャーオギャー泣いてるのを拾ってきて育てたのが、オヤケ赤蜂だというようになってるんだよ。その赤蜂は育つと力持ちであったらしいんだが、武芸者(ぶ さー)であっても偉くはなれないでしょう。長田大主は長田御願の東の前野というお家が生誕の地であって、宮古の仲宗根豊見親の落とし子だったらしい。長田大主は小さい時にはもうオヤケ赤蜂とは遊び友達で相当仲は良かったが何歳なっても赤蜂にはかなわなかったらしいんだよ。やがて長田大主は士族だから寺子屋で学問を習うもう適齢期になったので、石垣で勉強させるために石垣に連れて行く時送別の祝宴をあげてから、石垣に行って何年間修行したか分からんけど、とにかく学問を受けてからは、偉い人になってから百姓から人頭税の税金を取り立てる役に廻ったんだよ。それに対して、百姓の味方になって謀叛を起こしたのがもう赤蜂ですよね。
| レコード番号 | 47O201448 |
|---|---|
| CD番号 | 47O20C073 |
| 決定題名 | オヤケ赤蜂と長田大主(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 西石垣全助 |
| 話者名かな | にしいしがきぜんすけ |
| 生年月日 | 19170618 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県八重山郡竹富町波照間 |
| 記録日 | 19960319 |
| 記録者の所属組織 | 竹富町口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 竹富町字波照間T36A08 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 伝説 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 捨てられ子,豊見親 |
| 梗概(こうがい) | オヤケ赤蜂はよ、裏の道まっすぐ行ってよ、だいたい二〇〇メートル位あるかな。南側に赤蜂の生誕の地といってありますよね。向こうで生まれたらしい。そこは波照間の人間の住んでいる屋敷では一番高いところさ。赤蜂は実際は外人の子供だったが、それが分かると、「父無し。」とひどい目に遭うから、親戚がみんな隠して口止めして、海岸でオギャーオギャー泣いてるのを拾ってきて育てたのが、オヤケ赤蜂だというようになってるんだよ。その赤蜂は育つと力持ちであったらしいんだが、武芸者(ぶ さー)であっても偉くはなれないでしょう。長田大主は長田御願の東の前野というお家が生誕の地であって、宮古の仲宗根豊見親の落とし子だったらしい。長田大主は小さい時にはもうオヤケ赤蜂とは遊び友達で相当仲は良かったが何歳なっても赤蜂にはかなわなかったらしいんだよ。やがて長田大主は士族だから寺子屋で学問を習うもう適齢期になったので、石垣で勉強させるために石垣に連れて行く時送別の祝宴をあげてから、石垣に行って何年間修行したか分からんけど、とにかく学問を受けてからは、偉い人になってから百姓から人頭税の税金を取り立てる役に廻ったんだよ。それに対して、百姓の味方になって謀叛を起こしたのがもう赤蜂ですよね。 |
| 全体の記録時間数 | 6:11 |
| 物語の時間数 | 5:57 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |