波照間の新生(共通語)

概要

 油のことを波照間ではアバと言うからね、昔、油雨(あぱあめ)というのが降ったと、そう聞いてますね。そしてよ、油雨が降って、人間は全滅したらしいよ。しかし、男と女の兄妹(きょうだい)の二人はよ、とにかく助かったらしいよ。そしたらよ、やっぱ年頃なると性欲が出てくるでしょう。兄妹(きょうだい)だが、二人しかいないから仕方なく二人で一緒になったから子どもが出来たらしい。それでよ、今の製糖工場の西の方に住んでおったらしいね。そして最初に海岸の家も何も無い所で作った子は毒持って人を刺す形が面白い海の魚になってしまったらしいね。そしたらよ、やっぱ神様がよ、「海岸沿いはこういう子が生まれるから、今度は上に上がって子供作りなさい。」とおっしゃるもんだから、上がって作ったわけ。今度はまた百足が生まれたらしい。そうして困っている時に、神様がよ、「今度はね、家小(やーぐぁー)作って、とにかくどんな家小(やーぐぁー)でもいいから、家小(やーぐぁー)作って、家の下で子ども作ってごらん。」と言うから、お家を作ったら、やっと生まれたのが人になったと。だから、この兄妹(きょうだい)二人の中から人の種が授かってから波照間は人口増えた聞いていますよ。この油雨というのは今でも鹿児島県にも火山があって、この西表か、石垣の野底岳の噴火のときの噴塵が油雨とじゃないかということを聞いていますよ。

再生時間:6:35

民話詳細DATA

レコード番号 47O201445
CD番号 47O20C073
決定題名 波照間の新生(共通語)
話者がつけた題名
話者名 西石垣全助
話者名かな にしいしがきぜんすけ
生年月日 19170618
性別
出身地 沖縄県八重山郡竹富町波照間
記録日 19960319
記録者の所属組織 竹富町口承文芸学術調査団
元テープ番号 竹富町字波照間T36A05
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 伝説
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード 油雨,男女の兄弟,毒魚,ムカデ
梗概(こうがい)  油のことを波照間ではアバと言うからね、昔、油雨(あぱあめ)というのが降ったと、そう聞いてますね。そしてよ、油雨が降って、人間は全滅したらしいよ。しかし、男と女の兄妹(きょうだい)の二人はよ、とにかく助かったらしいよ。そしたらよ、やっぱ年頃なると性欲が出てくるでしょう。兄妹(きょうだい)だが、二人しかいないから仕方なく二人で一緒になったから子どもが出来たらしい。それでよ、今の製糖工場の西の方に住んでおったらしいね。そして最初に海岸の家も何も無い所で作った子は毒持って人を刺す形が面白い海の魚になってしまったらしいね。そしたらよ、やっぱ神様がよ、「海岸沿いはこういう子が生まれるから、今度は上に上がって子供作りなさい。」とおっしゃるもんだから、上がって作ったわけ。今度はまた百足が生まれたらしい。そうして困っている時に、神様がよ、「今度はね、家小(やーぐぁー)作って、とにかくどんな家小(やーぐぁー)でもいいから、家小(やーぐぁー)作って、家の下で子ども作ってごらん。」と言うから、お家を作ったら、やっと生まれたのが人になったと。だから、この兄妹(きょうだい)二人の中から人の種が授かってから波照間は人口増えた聞いていますよ。この油雨というのは今でも鹿児島県にも火山があって、この西表か、石垣の野底岳の噴火のときの噴塵が油雨とじゃないかということを聞いていますよ。
全体の記録時間数 6:35
物語の時間数 6:35
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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