南島の炊煙(共通語)

概要

 昔は、波照間では芋が主食だからですね、私らが朝早く芋堀りに行ったら、海のずうっと南の水平線に煙が立っていたって。婆さんなんかの考え方は、「波照間島から越えた海の彼方にも、島があって向こうの人はその時に御飯炊いているのかなあ。」と思って言われたわけさあね。だから、婆さんに、「その島は今は見えますか。」と言ったらね、「あの当時は御飯炊く煙が見えたけど、今は見えないね。」と言われるさあね。今考えるとですね、昔は汽船は無かったでしょ。だから当時、大きな汽船が前の大海を走っていて、近くから走るときも、ずうっと水平線の遠くから走るときもあるから、当時の明治の前の寛永や安政生まれの人なんかは今いらっしゃったら、一五〇歳ぐらいなるかな。それぐらいの人が見えると言っていて、その人達は、帆船は知っていても汽船なんかは見たことがないから、汽船が発した煙じゃなかったかなあと思うんですよね。

再生時間:3:03

民話詳細DATA

レコード番号 47O201390
CD番号 47O20C068
決定題名 南島の炊煙(共通語)
話者がつけた題名
話者名 山田シゲ
話者名かな やまだしげ
生年月日 19170210
性別
出身地 沖縄県八重山郡竹富町波照間
記録日 19950912
記録者の所属組織 竹富町口承文芸学術調査団
元テープ番号 竹富町字波照間T23B05
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 世間話
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード ご飯
梗概(こうがい)  昔は、波照間では芋が主食だからですね、私らが朝早く芋堀りに行ったら、海のずうっと南の水平線に煙が立っていたって。婆さんなんかの考え方は、「波照間島から越えた海の彼方にも、島があって向こうの人はその時に御飯炊いているのかなあ。」と思って言われたわけさあね。だから、婆さんに、「その島は今は見えますか。」と言ったらね、「あの当時は御飯炊く煙が見えたけど、今は見えないね。」と言われるさあね。今考えるとですね、昔は汽船は無かったでしょ。だから当時、大きな汽船が前の大海を走っていて、近くから走るときも、ずうっと水平線の遠くから走るときもあるから、当時の明治の前の寛永や安政生まれの人なんかは今いらっしゃったら、一五〇歳ぐらいなるかな。それぐらいの人が見えると言っていて、その人達は、帆船は知っていても汽船なんかは見たことがないから、汽船が発した煙じゃなかったかなあと思うんですよね。
全体の記録時間数 3:32
物語の時間数 3:03
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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