大歳の客(共通語)

概要

昔、大晦日の夜に旅人が来て、財産家(うやぎんちゅ)の家に行って、「今晩泊まるところがないから、泊まらして下さい。」と言うたら、「出来ない。」と言うて帰されて、また隣の貧乏な家に行って、「今晩泊まるところがないから、泊まらして下さい。」と言うたら、「どうぞ、お入りください。」と言って親切に御飯もあげて休ましたら、その旅人が、貧乏な家の人に、「はい、ごくろうさま。これは自分の好きなのが出てこいって振ったら何でも出でくる打ち出の小槌という物で、これをあげるから、あんたの好きな物を出しなさい。」と言って、あげたみたいさあね。そしたらよ、爺さん婆さんは、旅人が置いて行ったいった打ち出の小槌で、「お金よ、出てこい。」と言ったら、お金もいっぱい出てくるし、食べ物出てくるから、好きないろんなものも食べられて、お金持ちになったみたいさあね。そうしたら財産家(うやぎんちゅ)の家の人は、「あんな貧乏人がよ、どうしてあんなに、あんなに財産家(うやぎんちゅ)になったかね。」と言ってよ、尋ねにきたみたいさあな。そしたら、「自分たちはよ、こんなにこんなにしてよ、こんなになったんだよ。」と言うたって。そしたら財産家(うやぎんちゅ)の人は、また羨ましがって、またその旅人の後ろから追っかけてよ、「自分たちもあんなにしてください。」と言って追って来たのがよ、後でよ、その財産家(うやぎんちゅ)の家は、貧乏人になったみたいよ。

再生時間:3:32

民話詳細DATA

レコード番号 47O201348
CD番号 47O20C065
決定題名 大歳の客(共通語)
話者がつけた題名
話者名 波照間ヒサ
話者名かな はてるまひさ
生年月日 19140214
性別
出身地 沖縄県八重山郡竹富町波照間
記録日 19950911
記録者の所属組織 竹富町口承文芸学術調査団
元テープ番号 竹富町字波照間T21A04
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 本格昔話
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード 打ち出の小槌
梗概(こうがい) 昔、大晦日の夜に旅人が来て、財産家(うやぎんちゅ)の家に行って、「今晩泊まるところがないから、泊まらして下さい。」と言うたら、「出来ない。」と言うて帰されて、また隣の貧乏な家に行って、「今晩泊まるところがないから、泊まらして下さい。」と言うたら、「どうぞ、お入りください。」と言って親切に御飯もあげて休ましたら、その旅人が、貧乏な家の人に、「はい、ごくろうさま。これは自分の好きなのが出てこいって振ったら何でも出でくる打ち出の小槌という物で、これをあげるから、あんたの好きな物を出しなさい。」と言って、あげたみたいさあね。そしたらよ、爺さん婆さんは、旅人が置いて行ったいった打ち出の小槌で、「お金よ、出てこい。」と言ったら、お金もいっぱい出てくるし、食べ物出てくるから、好きないろんなものも食べられて、お金持ちになったみたいさあね。そうしたら財産家(うやぎんちゅ)の家の人は、「あんな貧乏人がよ、どうしてあんなに、あんなに財産家(うやぎんちゅ)になったかね。」と言ってよ、尋ねにきたみたいさあな。そしたら、「自分たちはよ、こんなにこんなにしてよ、こんなになったんだよ。」と言うたって。そしたら財産家(うやぎんちゅ)の人は、また羨ましがって、またその旅人の後ろから追っかけてよ、「自分たちもあんなにしてください。」と言って追って来たのがよ、後でよ、その財産家(うやぎんちゅ)の家は、貧乏人になったみたいよ。
全体の記録時間数 3:41
物語の時間数 3:32
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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