鍋掻き田(共通語)

概要

ずっと昔の話だよ、人頭税のときには男、女みんな、自分が作ったものをみんな一番上の役所の人なんかに納めたみたいさねえ。それで自分の食べるものは無いから、この島からみんな今のうちに逃げようとして夜船出して逃げたみたいよ。そしたら女の子がよ、「自分は鍋を忘れたから持って来る。」と言ってよ、鍋を取りにいって持って来る間に、船は出て行ってしまったから、泣いても船は戻らないでしょう。だから、田圃の側で鍋を掻いて泣いたから、あっちは鍋掻田(なべかきます)と言っている。鍋持って行かなかったら、御飯炊いて食べられないから大事な自分の鍋を取りに行ったんじゃない。鍋掻田(なべかきます)という田は富嘉部落のずっとあっちだよ。

再生時間:1:58

民話詳細DATA

レコード番号 47O201346
CD番号 47O20C065
決定題名 鍋掻き田(共通語)
話者がつけた題名
話者名 波照間ヒサ
話者名かな はてるまひさ
生年月日 19140214
性別
出身地 沖縄県八重山郡竹富町波照間
記録日 19950911
記録者の所属組織 竹富町口承文芸学術調査団
元テープ番号 竹富町字波照間T21A02
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 伝説
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード 人頭税,船
梗概(こうがい) ずっと昔の話だよ、人頭税のときには男、女みんな、自分が作ったものをみんな一番上の役所の人なんかに納めたみたいさねえ。それで自分の食べるものは無いから、この島からみんな今のうちに逃げようとして夜船出して逃げたみたいよ。そしたら女の子がよ、「自分は鍋を忘れたから持って来る。」と言ってよ、鍋を取りにいって持って来る間に、船は出て行ってしまったから、泣いても船は戻らないでしょう。だから、田圃の側で鍋を掻いて泣いたから、あっちは鍋掻田(なべかきます)と言っている。鍋持って行かなかったら、御飯炊いて食べられないから大事な自分の鍋を取りに行ったんじゃない。鍋掻田(なべかきます)という田は富嘉部落のずっとあっちだよ。
全体の記録時間数 2:06
物語の時間数 1:58
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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