鍋掻き田(共通語)

概要

人頭税の時は役所みたいなところに税金の米と粟とあんなもんを納めて、その米俵なんかを船にちゃんと積んでおいたら、南の富嘉部落からちょっと斜めになるかね。そこに昔、ヤグ村と言う一つの部落があったらしいよ。あっちの人が人頭税があまりひどいもんだから、「ここでは暮らしが出来ない。こんな島から出ていこう。」と相談してよ、その人頭税を積んだ船を乗っ取ってよ、みんなで出て行こうとしたら、一人の女の人がよ、「自分はね、鍋を忘れたから、取ってくるまで待っておけよ。」と言ってね、家に帰ったそうですけど、だけどその人が帰って来るのを持っているうちに太陽が出たから、人が見ないうちに出なければ捕まえられるでしょう。だから女の人の鍋持ってくるまで待たれなくて、その女の人が鍋掻田(なべかきます)のところまで来たらよ、船は沖に出ていたって。その女の人はそこで自分の持ってきた鍋をグシグシと掻いて泣いたって、だから、そこは鍋掻田(なべかきます)と名付けられたらしい。今は土地改良したから田圃でない。畑になっている。

再生時間:2:28

民話詳細DATA

レコード番号 47O201319
CD番号 47O20C063
決定題名 鍋掻き田(共通語)
話者がつけた題名
話者名 桃盛茂
話者名かな とうもりしげ
生年月日 19221006
性別
出身地 沖縄県八重山郡竹富町波照間
記録日 19950910
記録者の所属組織 竹富町口承文芸学術調査団
元テープ番号 竹富町字波照間T19B04
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 伝説
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード 人頭税,船
梗概(こうがい) 人頭税の時は役所みたいなところに税金の米と粟とあんなもんを納めて、その米俵なんかを船にちゃんと積んでおいたら、南の富嘉部落からちょっと斜めになるかね。そこに昔、ヤグ村と言う一つの部落があったらしいよ。あっちの人が人頭税があまりひどいもんだから、「ここでは暮らしが出来ない。こんな島から出ていこう。」と相談してよ、その人頭税を積んだ船を乗っ取ってよ、みんなで出て行こうとしたら、一人の女の人がよ、「自分はね、鍋を忘れたから、取ってくるまで待っておけよ。」と言ってね、家に帰ったそうですけど、だけどその人が帰って来るのを持っているうちに太陽が出たから、人が見ないうちに出なければ捕まえられるでしょう。だから女の人の鍋持ってくるまで待たれなくて、その女の人が鍋掻田(なべかきます)のところまで来たらよ、船は沖に出ていたって。その女の人はそこで自分の持ってきた鍋をグシグシと掻いて泣いたって、だから、そこは鍋掻田(なべかきます)と名付けられたらしい。今は土地改良したから田圃でない。畑になっている。
全体の記録時間数 2:34
物語の時間数 2:28
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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