高名の鼻きき(方言)

概要

裕福な王の子と貧乏人がいて二人は友達であった。それで貧しくて苦しい生活をしている貧乏人を助けたという話。ある日、二人が約束して王様の金の枕を盗んだ。王様は枕がないと騒ぎ誰が盗んだか調べることになった。そこで知恵ある王の子が鼻利き(カプイパナ)がいるからそれに調べさせようとその貧乏人に頼んだ。二人は前もって相談したとおり、二人で埋めた所からその貧乏人の子が枕を探してきて差し出し、そのお礼として褒美を沢山もらって生活は楽になった。それが評判になり遠く唐にまで及んだ。その当時唐には忍者が多くて始末ができなかったので、その貧乏人の子に探してくれと頼み、行かざるを得なくなる。そして王のこと示し合わせて「あんたが船に乗って何日の何時頃、あんたの家に火を付けるからそれを鼻でかぎつけたと言って船を引き返してきなさい」と約束する。船は出発するが約束通り帰ってくる。すると家は本当に焼けており王から褒美が出る。三度目には必ずとうに行かねばならないと今度は王の子を付き添いとして連れて行く。王の子は貧乏人の子に「唐に着いたら小屋を造ってそこに住み、絶対に他の人にはそこに入れないようにしなさい」と教える。家を造ってそこにじっとしていると悪い人間は鼻で人をかぎつけると聞いているので心配して夜になると、そこに自分は悪いことをやっている許してくれと毎晩頼みに来る人がいる。そして来る人ごとに印を付けさせた。悪者、良い者を見分ける日に鼻はきかないが、その印で見分ける。王様はびっくりして沢山の宝物をもらって沖縄に帰り、すごい金持ちになり王のこと同等になった。

再生時間:6:41

民話詳細DATA

レコード番号 47O201021
CD番号 47O20C052
決定題名 高名の鼻きき(方言)
話者がつけた題名
話者名 勝連文雄
話者名かな かつれんふみお
生年月日 19180518
性別
出身地 沖縄県八重山郡竹富町波照間南部落
記録日 19750808
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 竹富町字波照間T73B02
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 本格昔話
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード 王の子,貧乏人の子,唐
梗概(こうがい) 裕福な王の子と貧乏人がいて二人は友達であった。それで貧しくて苦しい生活をしている貧乏人を助けたという話。ある日、二人が約束して王様の金の枕を盗んだ。王様は枕がないと騒ぎ誰が盗んだか調べることになった。そこで知恵ある王の子が鼻利き(カプイパナ)がいるからそれに調べさせようとその貧乏人に頼んだ。二人は前もって相談したとおり、二人で埋めた所からその貧乏人の子が枕を探してきて差し出し、そのお礼として褒美を沢山もらって生活は楽になった。それが評判になり遠く唐にまで及んだ。その当時唐には忍者が多くて始末ができなかったので、その貧乏人の子に探してくれと頼み、行かざるを得なくなる。そして王のこと示し合わせて「あんたが船に乗って何日の何時頃、あんたの家に火を付けるからそれを鼻でかぎつけたと言って船を引き返してきなさい」と約束する。船は出発するが約束通り帰ってくる。すると家は本当に焼けており王から褒美が出る。三度目には必ずとうに行かねばならないと今度は王の子を付き添いとして連れて行く。王の子は貧乏人の子に「唐に着いたら小屋を造ってそこに住み、絶対に他の人にはそこに入れないようにしなさい」と教える。家を造ってそこにじっとしていると悪い人間は鼻で人をかぎつけると聞いているので心配して夜になると、そこに自分は悪いことをやっている許してくれと毎晩頼みに来る人がいる。そして来る人ごとに印を付けさせた。悪者、良い者を見分ける日に鼻はきかないが、その印で見分ける。王様はびっくりして沢山の宝物をもらって沖縄に帰り、すごい金持ちになり王のこと同等になった。
全体の記録時間数 6:59
物語の時間数 6:41
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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