天人女房(方言)

概要

 昔、沖縄島に銘苅子(めかるし)という人が畑回りをしていると髪のとてもきれいな女の人がいたと。その銘苅子は、その女を見て嫁に欲しいなと思い、「俺の妻になってくれ。」と言うと、その女は、「いえ、いやです。」と答えたが、煙草を一服、二服、三服と吸わせて口説いて、家に妻として連れて来たそうだ。やがて男の子の七つになる子を産み、五つになる子を産み育てていたところ、その母さんは天に昇らなければならなくなったが、夫の銘苅子が母さんの羽衣を取って隠していたので、母さんは天に飛ぼうとしても、その羽衣がなくて飛べないので、「どうかその羽衣の着物を出して返してください。」と頼んだが、銘苅子は隠した羽衣を出さなかったそうだ。ところが羽衣を五つになる子と七つになる子が取り出して、母に渡したので、その母親は、その羽衣を着て、片手に七つになる子、片手に五つになる子を抱いて、天に昇ろうとしたが昇れず、とうとう木の上に、かかってしまったので、子供とは別れてしまったそうだ。

再生時間:1:54

民話詳細DATA

レコード番号 47O202074
CD番号 47O20C111
決定題名 天人女房(方言)
話者がつけた題名
話者名 登野貞
話者名かな とうのさだ
生年月日 19020104
性別
出身地 沖縄県八重山郡竹富町小浜
記録日 19760804
記録者の所属組織 沖縄県口承文芸学術調査団
元テープ番号 竹富町字小浜T25A01
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 本格昔話
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード 銘苅子,煙草
梗概(こうがい)  昔、沖縄島に銘苅子(めかるし)という人が畑回りをしていると髪のとてもきれいな女の人がいたと。その銘苅子は、その女を見て嫁に欲しいなと思い、「俺の妻になってくれ。」と言うと、その女は、「いえ、いやです。」と答えたが、煙草を一服、二服、三服と吸わせて口説いて、家に妻として連れて来たそうだ。やがて男の子の七つになる子を産み、五つになる子を産み育てていたところ、その母さんは天に昇らなければならなくなったが、夫の銘苅子が母さんの羽衣を取って隠していたので、母さんは天に飛ぼうとしても、その羽衣がなくて飛べないので、「どうかその羽衣の着物を出して返してください。」と頼んだが、銘苅子は隠した羽衣を出さなかったそうだ。ところが羽衣を五つになる子と七つになる子が取り出して、母に渡したので、その母親は、その羽衣を着て、片手に七つになる子、片手に五つになる子を抱いて、天に昇ろうとしたが昇れず、とうとう木の上に、かかってしまったので、子供とは別れてしまったそうだ。
全体の記録時間数 2:01
物語の時間数 1:54
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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