屋敷願いの由来(方言)

概要

 昔、大昔にある屋敷に人がやって来て家を建てたがその家は潰れてしまった。別の人がまた一回、二回とやって来てまた建てたがあまり思わしくなくその人もそこから越してしまったそうだ。三回目には大胆な人がやって来て、「こんなに良い屋敷を利用しないなんて。そんなことは、その人間の運命だ。」とやって来て、そこに家を建てて寝ていると夜の夜中の月明かりのなかに、真白な着物の屋敷の神様が現われ、「もしもし、私はお前さんにお願いがある。」と言った。「何かな。」と夢のように不思議に思って聞いていると、「私は前の人たちにもちゃあんとお願いしたが、残念ながら彼らは聞き入れてくれなかったから失敗した。私がお願いしたいのは、私は以前からこの屋敷にいる神であるが、大層ひもじい思いをしているから、私にかくかくの供物を持って来て、しかじかの四隅の土の神の前に供えてくれ。そしたら、お前さんは富貴繁盛するだろう。」と話したら、この人ははっと起きだして、「これは屋敷の神様だ。」と供物を準備しその屋敷のお祓い願いをすると、本当にその人はこの屋敷で、富貴繁盛し、大いに栄えから、その人から屋敷願いの祭りは始まったそうだ。

再生時間:1:40

民話詳細DATA

レコード番号 47O202010
CD番号 47O20C107
決定題名 屋敷願いの由来(方言)
話者がつけた題名
話者名 根原モウシ
話者名かな ねはらもうし
生年月日 19011012
性別
出身地 沖縄県八重山郡竹富町小浜
記録日 19760805
記録者の所属組織 沖縄県口承文芸学術調査団
元テープ番号 竹富町字小浜T26A07
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 本格昔話
発句(ほっく) 昔、大昔さ
伝承事情
文字化資料
キーワード 神,供え物
梗概(こうがい)  昔、大昔にある屋敷に人がやって来て家を建てたがその家は潰れてしまった。別の人がまた一回、二回とやって来てまた建てたがあまり思わしくなくその人もそこから越してしまったそうだ。三回目には大胆な人がやって来て、「こんなに良い屋敷を利用しないなんて。そんなことは、その人間の運命だ。」とやって来て、そこに家を建てて寝ていると夜の夜中の月明かりのなかに、真白な着物の屋敷の神様が現われ、「もしもし、私はお前さんにお願いがある。」と言った。「何かな。」と夢のように不思議に思って聞いていると、「私は前の人たちにもちゃあんとお願いしたが、残念ながら彼らは聞き入れてくれなかったから失敗した。私がお願いしたいのは、私は以前からこの屋敷にいる神であるが、大層ひもじい思いをしているから、私にかくかくの供物を持って来て、しかじかの四隅の土の神の前に供えてくれ。そしたら、お前さんは富貴繁盛するだろう。」と話したら、この人ははっと起きだして、「これは屋敷の神様だ。」と供物を準備しその屋敷のお祓い願いをすると、本当にその人はこの屋敷で、富貴繁盛し、大いに栄えから、その人から屋敷願いの祭りは始まったそうだ。
全体の記録時間数 1:52
物語の時間数 1:40
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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