十二支由来(方言)

概要

竜宮の神が十二支を定めるために、鼠を呼び付けて、「すべての動物全員に連絡せい。最初に着く者から十二支の順序は決める。」と話したって。ところが、鼠は全員に連絡をしたが、猫だけには伝えなかった。そうしたところ、牛はもう歩くのが遅いので、「俺はもうのろいから先に行かなければ。」と早くから歩いたって。すると鼠は利口なので、牛の上に知らんふりをして乗り、らくちんで行ったそうだ。すると、鼠は利口なので、牛の上に坐って行って、すぐ一着で降りたから、子(ね)から始まり、子(ね)、丑(うし)となったって。しかし、馬は速く走るが道草を食って、「俺はどんなに行ったって一番になる。」と、ゆっくり草を食べて行ったので、遅れた。そして、そのようにして、十二支に全員が入ったんだが、猫だけは入っていない。それは伝達を託された鼠が猫だけには伝達しなかったからだから、それで、猫は、「鼠の野郎、こやつ食い殺さなければならない。」と、その怒りで鼠は猫の食糧になって食べられているそうだ。

再生時間:1:50

民話詳細DATA

レコード番号 47O201933
CD番号 47O20C104
決定題名 十二支由来(方言)
話者がつけた題名
話者名 前仲真雄
話者名かな まえなかしんゆう
生年月日 19060408
性別
出身地 沖縄県八重山郡竹富町小浜
記録日 19750808
記録者の所属組織 沖縄県口承文芸学術調査団
元テープ番号 竹富町字小浜T47B05
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 動物昔話
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード 鼠,牛,猫
梗概(こうがい) 竜宮の神が十二支を定めるために、鼠を呼び付けて、「すべての動物全員に連絡せい。最初に着く者から十二支の順序は決める。」と話したって。ところが、鼠は全員に連絡をしたが、猫だけには伝えなかった。そうしたところ、牛はもう歩くのが遅いので、「俺はもうのろいから先に行かなければ。」と早くから歩いたって。すると鼠は利口なので、牛の上に知らんふりをして乗り、らくちんで行ったそうだ。すると、鼠は利口なので、牛の上に坐って行って、すぐ一着で降りたから、子(ね)から始まり、子(ね)、丑(うし)となったって。しかし、馬は速く走るが道草を食って、「俺はどんなに行ったって一番になる。」と、ゆっくり草を食べて行ったので、遅れた。そして、そのようにして、十二支に全員が入ったんだが、猫だけは入っていない。それは伝達を託された鼠が猫だけには伝達しなかったからだから、それで、猫は、「鼠の野郎、こやつ食い殺さなければならない。」と、その怒りで鼠は猫の食糧になって食べられているそうだ。
全体の記録時間数 2:04
物語の時間数 1:50
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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