竜宮の神が十二支を定めるために、鼠を呼び付けて、「すべての動物全員に連絡せい。最初に着く者から十二支の順序は決める。」と話したって。ところが、鼠は全員に連絡をしたが、猫だけには伝えなかった。そうしたところ、牛はもう歩くのが遅いので、「俺はもうのろいから先に行かなければ。」と早くから歩いたって。すると鼠は利口なので、牛の上に知らんふりをして乗り、らくちんで行ったそうだ。すると、鼠は利口なので、牛の上に坐って行って、すぐ一着で降りたから、子(ね)から始まり、子(ね)、丑(うし)となったって。しかし、馬は速く走るが道草を食って、「俺はどんなに行ったって一番になる。」と、ゆっくり草を食べて行ったので、遅れた。そして、そのようにして、十二支に全員が入ったんだが、猫だけは入っていない。それは伝達を託された鼠が猫だけには伝達しなかったからだから、それで、猫は、「鼠の野郎、こやつ食い殺さなければならない。」と、その怒りで鼠は猫の食糧になって食べられているそうだ。
| レコード番号 | 47O201932 |
|---|---|
| CD番号 | 47O20C104 |
| 決定題名 | 十二支由来(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 棚原長正 |
| 話者名かな | たなはらちょうせい |
| 生年月日 | 18941116 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県八重山郡竹富町小浜 |
| 記録日 | 19750808 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄県口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 竹富町字小浜T47B05 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 動物昔話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 鼠,牛,猫 |
| 梗概(こうがい) | 竜宮の神が十二支を定めるために、鼠を呼び付けて、「すべての動物全員に連絡せい。最初に着く者から十二支の順序は決める。」と話したって。ところが、鼠は全員に連絡をしたが、猫だけには伝えなかった。そうしたところ、牛はもう歩くのが遅いので、「俺はもうのろいから先に行かなければ。」と早くから歩いたって。すると鼠は利口なので、牛の上に知らんふりをして乗り、らくちんで行ったそうだ。すると、鼠は利口なので、牛の上に坐って行って、すぐ一着で降りたから、子(ね)から始まり、子(ね)、丑(うし)となったって。しかし、馬は速く走るが道草を食って、「俺はどんなに行ったって一番になる。」と、ゆっくり草を食べて行ったので、遅れた。そして、そのようにして、十二支に全員が入ったんだが、猫だけは入っていない。それは伝達を託された鼠が猫だけには伝達しなかったからだから、それで、猫は、「鼠の野郎、こやつ食い殺さなければならない。」と、その怒りで鼠は猫の食糧になって食べられているそうだ。 |
| 全体の記録時間数 | 2:18 |
| 物語の時間数 | 2:06 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |