継子話です。長男が生まれていた。立派な男の子だから、父親は、自分の財産は長男にやることに決めていた。そのうちに継母に、次男が生まれ、それで継母は、先妻の生んだ兄の長男を何とか殺そうとしていたと。その家は、多くの召使いを使っていたそうだ。その継母は、悪企みをして、長男に、「お前は行って、井戸を掘ってきなさい。」と井戸を掘らせたと。神様が来て、「お前は井戸を掘りつつ、下に行ったら横に水の出口を掘って行け。」とおっしゃったので、掘って行って、水の出口を横に掘っていると、継母はその召使いたちを呼び、上から大きな石をドボンと落とさせたと。その子は、横に掘った方へ逃れ、幸いに命は助かった。登って来ると、「この子は、どうしても死なない。」と継母は、「お前に家を作ってやろう。」と作ってやったと。神様が降りて来て、「お前は、家をもらったら蝶を捕えて来て、笠の前の方は蝶のためにあけてはいけない。後の裏にちょっとあけ穴をあけ、笠の中に蝶を入れておいて寝ろ。」と教えた。すると、火事が起こり、家はボウボウと燃えたが、その子は、この笠の穴から飛び出した蝶の後について行って助かったそうだ。どんなに殺そうとしても死なず、その子が財産を相続したって。
| レコード番号 | 47O201882 |
|---|---|
| CD番号 | 47O20C102 |
| 決定題名 | 継子話(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 登野貞 |
| 話者名かな | とうのさだ |
| 生年月日 | 19020104 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 沖縄県八重山郡竹富町小浜 |
| 記録日 | 19750808 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄県口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 竹富町字小浜T44A07 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 本格昔話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 井戸掘り,神様,蝶,火事 |
| 梗概(こうがい) | 継子話です。長男が生まれていた。立派な男の子だから、父親は、自分の財産は長男にやることに決めていた。そのうちに継母に、次男が生まれ、それで継母は、先妻の生んだ兄の長男を何とか殺そうとしていたと。その家は、多くの召使いを使っていたそうだ。その継母は、悪企みをして、長男に、「お前は行って、井戸を掘ってきなさい。」と井戸を掘らせたと。神様が来て、「お前は井戸を掘りつつ、下に行ったら横に水の出口を掘って行け。」とおっしゃったので、掘って行って、水の出口を横に掘っていると、継母はその召使いたちを呼び、上から大きな石をドボンと落とさせたと。その子は、横に掘った方へ逃れ、幸いに命は助かった。登って来ると、「この子は、どうしても死なない。」と継母は、「お前に家を作ってやろう。」と作ってやったと。神様が降りて来て、「お前は、家をもらったら蝶を捕えて来て、笠の前の方は蝶のためにあけてはいけない。後の裏にちょっとあけ穴をあけ、笠の中に蝶を入れておいて寝ろ。」と教えた。すると、火事が起こり、家はボウボウと燃えたが、その子は、この笠の穴から飛び出した蝶の後について行って助かったそうだ。どんなに殺そうとしても死なず、その子が財産を相続したって。 |
| 全体の記録時間数 | 3:47 |
| 物語の時間数 | 3:47 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | ○ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |