蛇聟入(方言)

概要

この話は黒島にあった話である。黒島に美しい娘がいた。この娘の家に、侍が刀を差して晩になると遊びに行こうと誘いにきた。こんな田舎に侍が来るのは珍しいと言って喜び侍の妻になった。その侍に「あなたの家はどこか」と聞くと「ここら辺にある」というので行ってみると山であった。それでこれは危ないと思い、隣の婆さんに「毎夜侍が訪ねてくるが、昼になると見あたらない」と話すと「これはハブが化けているかもしれない」といい、そして「ブーナービーという糸を針にさして、カタカシラ(結った髪)に刺しなさい。そしてその後を追いなさい。」といわれ、その通りに後を追っていくと、山の方へ続いていた。大きな石の下に頭に針の刺さった大きなハブがいてそれを見て驚き、「ハブが化けて私の夫になっていた。」とお婆さんに話すと異常妊娠(現在で言うとぶどう妊娠)しており、ハブの子供をおろすには3月3日にはフーチバー(よもぎ)で団子を作り、東の涙石の所へ行きなさいと言われ、その通りにすると腹からハブもアバチャーもアバとみんな出てしまい、その人は元気になった。それ以来女は浜に降りる行事をするようになった。

再生時間:2:25

民話詳細DATA

レコード番号 47O200665
CD番号 47O20C039
決定題名 蛇聟入(方言)
話者がつけた題名
話者名 高那真牛
話者名かな たかなしんぎゅう
生年月日 18910715
性別
出身地 沖縄県八重山郡竹富町字黒島
記録日 19750810
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 竹富町字黒島T45A08
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 本格昔話
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード 侍,ハブ,針,浜降り
梗概(こうがい) この話は黒島にあった話である。黒島に美しい娘がいた。この娘の家に、侍が刀を差して晩になると遊びに行こうと誘いにきた。こんな田舎に侍が来るのは珍しいと言って喜び侍の妻になった。その侍に「あなたの家はどこか」と聞くと「ここら辺にある」というので行ってみると山であった。それでこれは危ないと思い、隣の婆さんに「毎夜侍が訪ねてくるが、昼になると見あたらない」と話すと「これはハブが化けているかもしれない」といい、そして「ブーナービーという糸を針にさして、カタカシラ(結った髪)に刺しなさい。そしてその後を追いなさい。」といわれ、その通りに後を追っていくと、山の方へ続いていた。大きな石の下に頭に針の刺さった大きなハブがいてそれを見て驚き、「ハブが化けて私の夫になっていた。」とお婆さんに話すと異常妊娠(現在で言うとぶどう妊娠)しており、ハブの子供をおろすには3月3日にはフーチバー(よもぎ)で団子を作り、東の涙石の所へ行きなさいと言われ、その通りにすると腹からハブもアバチャーもアバとみんな出てしまい、その人は元気になった。それ以来女は浜に降りる行事をするようになった。
全体の記録時間数 3:10
物語の時間数 2:25
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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