昔、年取ったらお婆さんなんかは山に連れて行って捨てていた。しかし、ある一人の息子が、「親は捨てられない。」と言って、お婆さんを隠していた。そうしているうちに、役人が同じ大きさ牛を連れてきて、村の人に聞いた。「どちらが親で、どちら子供か。」村の人はどちらが親か分からないので、隠していたお婆さんが息子に教えた。「牛の前に食べ物を置いて、最初に食べるのが子供だといいなさい。」と教えた。そう答えたので、その問題を解くことができた。次に役人は、根元も先も同じ太さの木を持ってきて、「どちらが根で、どちら先か。」と聞いた。それも分からないでいると、隠していたお婆さんが息子に、「木を水に入れたら、最初に沈む方が根だから、こっちが根っこだと言いなさい。」と教えた。それも正しい答えだったので、役人が聞いた。「どうしてあんたは、これが分かったか。」と聞くと、その息子は、「私は、親が可哀相で捨てられなくて、隠しておったので、その親に聞きました。」と答えたので、それからは親を捨てなくなった。
| レコード番号 | 47O200606 |
|---|---|
| CD番号 | 47O20C036 |
| 決定題名 | 姥捨山(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 鳩間ヒヤマ |
| 話者名かな | はとまひやま |
| 生年月日 | 19061020 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 沖縄県八重山郡竹富町字鳩間 |
| 記録日 | 19970330 |
| 記録者の所属組織 | 竹富町口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 竹富町字鳩間T130A08 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 本格昔話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 沖国大国文学科平成9度卒業論文 鳩間島の民話 p62 |
| キーワード | 問題 |
| 梗概(こうがい) | 昔、年取ったらお婆さんなんかは山に連れて行って捨てていた。しかし、ある一人の息子が、「親は捨てられない。」と言って、お婆さんを隠していた。そうしているうちに、役人が同じ大きさ牛を連れてきて、村の人に聞いた。「どちらが親で、どちら子供か。」村の人はどちらが親か分からないので、隠していたお婆さんが息子に教えた。「牛の前に食べ物を置いて、最初に食べるのが子供だといいなさい。」と教えた。そう答えたので、その問題を解くことができた。次に役人は、根元も先も同じ太さの木を持ってきて、「どちらが根で、どちら先か。」と聞いた。それも分からないでいると、隠していたお婆さんが息子に、「木を水に入れたら、最初に沈む方が根だから、こっちが根っこだと言いなさい。」と教えた。それも正しい答えだったので、役人が聞いた。「どうしてあんたは、これが分かったか。」と聞くと、その息子は、「私は、親が可哀相で捨てられなくて、隠しておったので、その親に聞きました。」と答えたので、それからは親を捨てなくなった。 |
| 全体の記録時間数 | 2:58 |
| 物語の時間数 | 2:50 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | ○ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |