蛇婿入り(共通語)

概要

三月三日の蓬(よもぎ)の餅の話は若い男が夜は来るんだけど、昼は全然来なかったって。女が珍しい思って隣の家の婆さんに「家によ、若い男が毎夜来るんだけどもよ、昼は全然見えないさあ。婆さんこれ何かなあ。」と聞いたって。婆さんは、「であったらよ、姉さんが作った麻の苧(おー)をよ、こんなにやって針に通してよ、夜来たら頭に刺してから行かせなさい。」と言われたって。夜来たから通してよ、自分が作った苧(おー)を針に通して頭に刺してから行かせて、糸をたよって行ってみたらよ、方言では洞窟(が ま)と言っとったものに入ってからがよ、あれなんか蛇であったよ。その蛇は針でさ、刺(ふが)さりて、「あがあが」とこの蛇が泣いていたって。一緒に住んでいる蛇なんかにあの男化けたハブがよ、「あれはよ、妊娠もしているのによ、どんなにしてあの子供を産むかなあ。」と言うたら、また隣の蛇は言うたって。「三月三日に蓬葉(ふーちばー)の餅をして食べてよ、潮が引いたらよ、海なんかにはこんな潮溜りがあるから、これを越えてあっちに渡ったりこっちに渡ったりしているうちに産まれる。」って。だから、三月三日に蓬葉(ふーちばー)の餅を食べてよ、潮溜りを渡ったら、産まれたのはイラブウジ〔イラブ海蛇〕になっているって。

再生時間:4:03

民話詳細DATA

レコード番号 47O200559
CD番号 47O20C033
決定題名 蛇婿入り(共通語)
話者がつけた題名
話者名 鳩間ヒヤマ
話者名かな はとまひやま
生年月日 19061020
性別
出身地 沖縄県八重山郡竹富町字鳩間
記録日 19960915
記録者の所属組織 竹富町口承文芸学術調査団
元テープ番号 竹富町字鳩間T122A02
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 本格昔話
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 沖国大国文学科平成9度卒業論文 鳩間島の民話 p48
キーワード 三月三日,蓬,イラブウジ
梗概(こうがい) 三月三日の蓬(よもぎ)の餅の話は若い男が夜は来るんだけど、昼は全然来なかったって。女が珍しい思って隣の家の婆さんに「家によ、若い男が毎夜来るんだけどもよ、昼は全然見えないさあ。婆さんこれ何かなあ。」と聞いたって。婆さんは、「であったらよ、姉さんが作った麻の苧(おー)をよ、こんなにやって針に通してよ、夜来たら頭に刺してから行かせなさい。」と言われたって。夜来たから通してよ、自分が作った苧(おー)を針に通して頭に刺してから行かせて、糸をたよって行ってみたらよ、方言では洞窟(が ま)と言っとったものに入ってからがよ、あれなんか蛇であったよ。その蛇は針でさ、刺(ふが)さりて、「あがあが」とこの蛇が泣いていたって。一緒に住んでいる蛇なんかにあの男化けたハブがよ、「あれはよ、妊娠もしているのによ、どんなにしてあの子供を産むかなあ。」と言うたら、また隣の蛇は言うたって。「三月三日に蓬葉(ふーちばー)の餅をして食べてよ、潮が引いたらよ、海なんかにはこんな潮溜りがあるから、これを越えてあっちに渡ったりこっちに渡ったりしているうちに産まれる。」って。だから、三月三日に蓬葉(ふーちばー)の餅を食べてよ、潮溜りを渡ったら、産まれたのはイラブウジ〔イラブ海蛇〕になっているって。
全体の記録時間数 4:03
物語の時間数 4:03
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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