首里の王様は、あれから、「大浜赤蜂を退治する。」ということで家来を集めたそうです。それで、わざわざ赤蜂を征伐に首里の兵隊が八重山に来られたらしいですね。来たら大変ですよ。あの頃のこっちの侍は、あまり沢山おらないけれど、赤蜂が、「船はもう千石船が入ってくるんだから、千石船の兵隊にはかなわない。敵の兵隊は、夜に攻めて来るだろう。」と考えよって、アーマの先から石の観音堂の先まで、水瓶を持って行ってですね、その水瓶をずうっと並べて、ここに松明をつけてこう縛って、その松明を赤蜂の兵隊が持っているように見せて夜は脅かしたというし、昼は人形作って沢山の兵隊がいるように見せて脅かしたけど、それでも、首里の大里首長は、攻め寄せて来たそうです。それで、首里から兵隊が来て、大浜を攻めたら、赤蜂はそうとう体力もあってですね、もう敵に追い回されて、かなわないから、平久保に逃げて行く場合には、昔の一斗入(いっとうれ)の酒瓶ですね、これを持って、この酒を飲んだり、この酒を飲んだりして交互に飲んでから逃げて行って、とうとう向こうでもう追い詰められて、深いみずる田の中に酒瓶持ちつつ突っ込んで、もう鼻だけ上にちょっと出して、息やっといたそうです。そこで、大里大将に、殺されるという御命になったとそういう話を爺ちゃんらが話すのを聞いて覚えてます。この大里大将は、その後からこの竹富島にもおこしになったようです。
| レコード番号 | 47O200403 |
|---|---|
| CD番号 | 47O20C024 |
| 決定題名 | オヤケ赤蜂の最期(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 大山貞雄 |
| 話者名かな | おおやまさだお |
| 生年月日 | 19041107 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県八重山郡竹富町字竹富 |
| 記録日 | 19960915 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 竹富町字竹富T117A07 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 伝説 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 沖国大国文学科平成8度卒業論文 竹富島の民話 p47 |
| キーワード | 松明,酒瓶,みずる田 |
| 梗概(こうがい) | 首里の王様は、あれから、「大浜赤蜂を退治する。」ということで家来を集めたそうです。それで、わざわざ赤蜂を征伐に首里の兵隊が八重山に来られたらしいですね。来たら大変ですよ。あの頃のこっちの侍は、あまり沢山おらないけれど、赤蜂が、「船はもう千石船が入ってくるんだから、千石船の兵隊にはかなわない。敵の兵隊は、夜に攻めて来るだろう。」と考えよって、アーマの先から石の観音堂の先まで、水瓶を持って行ってですね、その水瓶をずうっと並べて、ここに松明をつけてこう縛って、その松明を赤蜂の兵隊が持っているように見せて夜は脅かしたというし、昼は人形作って沢山の兵隊がいるように見せて脅かしたけど、それでも、首里の大里首長は、攻め寄せて来たそうです。それで、首里から兵隊が来て、大浜を攻めたら、赤蜂はそうとう体力もあってですね、もう敵に追い回されて、かなわないから、平久保に逃げて行く場合には、昔の一斗入(いっとうれ)の酒瓶ですね、これを持って、この酒を飲んだり、この酒を飲んだりして交互に飲んでから逃げて行って、とうとう向こうでもう追い詰められて、深いみずる田の中に酒瓶持ちつつ突っ込んで、もう鼻だけ上にちょっと出して、息やっといたそうです。そこで、大里大将に、殺されるという御命になったとそういう話を爺ちゃんらが話すのを聞いて覚えてます。この大里大将は、その後からこの竹富島にもおこしになったようです。 |
| 全体の記録時間数 | 2:46 |
| 物語の時間数 | 2:46 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | ○ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |