艪の由来(共通語)

概要

アーパー石は、昔、この島の最初の舟を島仲シルブジという人が作って、その舟をつないだ石だって言われてるよね。昔は、やっぱりこのこのくり舟を作って繋いだんじゃないですかね。それで、シルブジは、一本の木でこう彫って作りはしたけれども、どうして動かしたら前に船が進むかが全然分からなかったけど、ここの満潮時にこういう小さな一メートルくらいの鱶なんかが来たんじゃないですかね。結局、小さい鱶がこう尻尾をこう動かすのをですね、シルブジがじっと眺めておってね、「これがこう動けば前に進むんだな。」というようなことを、見られてですね、普通の舟はこう櫂でかくけど、ただ一本の木をこう長く出して、こう漕ぐ艪というのがあるでしょう。それを考え出したと言われている。
 向こうのアーパー石は、竹富の人が舟を繋いでもよいけど、西表の人などがきて繋いだ場合には天気が悪くなるとか、ここと与那国との人とは非常に仲が悪かったのか、合わないと言っていて、今でも与那国の人がここになんかに試合でもやりに来たり、私たちがまた与那国に親善に行っても天気が崩れるとか昔から言うねえ。
・島仲シルブジ‥‥シドゥブジとも呼ばれる。新型の舟を作った人。シルブジが船材を伐り出したという島の中央にあるシマフの森には、島布御嶽が建てられ、旧暦九月九日には島仲、佐加伊家が願い事を行っている。島布御嶽の西方にはシルブジの墓が現在も残っている。・アーパー石‥‥竹富島の北の方、美崎の海にある人の形をした岩の名前。

再生時間:3:22

民話詳細DATA

レコード番号 47O200381
CD番号 47O20C023
決定題名 艪の由来(共通語)
話者がつけた題名
話者名 赤山喜介
話者名かな あかやまきすけ
生年月日 19190420
性別
出身地 沖縄県八重山郡竹富町字竹富
記録日 19950910
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 竹富町字竹富T30A7
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 伝説
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 沖国大国文学科平成8度卒業論文 竹富島の民話 p26
キーワード 鱶,与那国
梗概(こうがい) アーパー石は、昔、この島の最初の舟を島仲シルブジという人が作って、その舟をつないだ石だって言われてるよね。昔は、やっぱりこのこのくり舟を作って繋いだんじゃないですかね。それで、シルブジは、一本の木でこう彫って作りはしたけれども、どうして動かしたら前に船が進むかが全然分からなかったけど、ここの満潮時にこういう小さな一メートルくらいの鱶なんかが来たんじゃないですかね。結局、小さい鱶がこう尻尾をこう動かすのをですね、シルブジがじっと眺めておってね、「これがこう動けば前に進むんだな。」というようなことを、見られてですね、普通の舟はこう櫂でかくけど、ただ一本の木をこう長く出して、こう漕ぐ艪というのがあるでしょう。それを考え出したと言われている。  向こうのアーパー石は、竹富の人が舟を繋いでもよいけど、西表の人などがきて繋いだ場合には天気が悪くなるとか、ここと与那国との人とは非常に仲が悪かったのか、合わないと言っていて、今でも与那国の人がここになんかに試合でもやりに来たり、私たちがまた与那国に親善に行っても天気が崩れるとか昔から言うねえ。 ・島仲シルブジ‥‥シドゥブジとも呼ばれる。新型の舟を作った人。シルブジが船材を伐り出したという島の中央にあるシマフの森には、島布御嶽が建てられ、旧暦九月九日には島仲、佐加伊家が願い事を行っている。島布御嶽の西方にはシルブジの墓が現在も残っている。・アーパー石‥‥竹富島の北の方、美崎の海にある人の形をした岩の名前。
全体の記録時間数 3:32
物語の時間数 3:22
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

トップに戻る

TOP