老烏の知恵(共通語)

概要

 遠い所に牛が死んでるという知らせがあって、死んだ牛がいたらカラスはどんどん御馳走にありつけるでしょ。だから、早く行こう行こうと話していたところが、年とったカラスが、「右の角は僕に残せよ。」と言ったもんだから、若い烏は右の角が一番おいしいんだと思って、我先にと行って、「これから先に食べよう。」とあの死んだ牛の角を一生懸命こんこんこんこんとやってる間に年とったカラスが後で追いついて来て、「右の角は残してあるか。」って言うから、若い烏は、年寄りの烏に奪われると思って、右の角をこんこんこんこん右の角を一生懸命やっておったら、目玉はすぐ取れるさね。年寄りの烏は、すぐ牛の目玉をかっと食べて、「ああ右の目と角と間違えて教えたから、あんた角をいじっとったね。これが本当の食べ物だよ。」と言って、自分はお腹いっぱい御馳走に有り付けたということで、ウイガラシナーカナヌ(老烏には適わない)と諺があるさ。人間のことでも、八重山では言うけど、結局誰が年をとっていくら経験をしているかということが人生の一番大切なことで、だから年とった方をなんだこれがものがわかるかと思っていた
ら自分が後で損するんであって、年とった人を敬いなさいということで諺からこのことばを考え出したとも言われているのね。

再生時間:3:15

民話詳細DATA

レコード番号 47O200359
CD番号 47O20C021
決定題名 老烏の知恵(共通語)
話者がつけた題名
話者名 高那三郎
話者名かな たかなさぶろう
生年月日 19260501
性別
出身地 沖縄県八重山郡竹富町字竹富
記録日 19950910
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 竹富町字竹富T28A06
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 動物昔話
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 沖国大国文学科平成8度卒業論文 竹富島の民話 p93
キーワード 死んだ牛,右の角,目玉,諺
梗概(こうがい)  遠い所に牛が死んでるという知らせがあって、死んだ牛がいたらカラスはどんどん御馳走にありつけるでしょ。だから、早く行こう行こうと話していたところが、年とったカラスが、「右の角は僕に残せよ。」と言ったもんだから、若い烏は右の角が一番おいしいんだと思って、我先にと行って、「これから先に食べよう。」とあの死んだ牛の角を一生懸命こんこんこんこんとやってる間に年とったカラスが後で追いついて来て、「右の角は残してあるか。」って言うから、若い烏は、年寄りの烏に奪われると思って、右の角をこんこんこんこん右の角を一生懸命やっておったら、目玉はすぐ取れるさね。年寄りの烏は、すぐ牛の目玉をかっと食べて、「ああ右の目と角と間違えて教えたから、あんた角をいじっとったね。これが本当の食べ物だよ。」と言って、自分はお腹いっぱい御馳走に有り付けたということで、ウイガラシナーカナヌ(老烏には適わない)と諺があるさ。人間のことでも、八重山では言うけど、結局誰が年をとっていくら経験をしているかということが人生の一番大切なことで、だから年とった方をなんだこれがものがわかるかと思っていた ら自分が後で損するんであって、年とった人を敬いなさいということで諺からこのことばを考え出したとも言われているのね。
全体の記録時間数 3:19
物語の時間数 3:15
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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