雨蛙不孝(共通語)

概要

 その子供は、聞かん坊でとても親不孝だったんですって。お父さんが今日は、東の方の畑に行こうと言ったら反対に西の方に行くしよ、今日は向こうに行こうと言ったら必ず反対の方に行って、全然言うこと聞かないもんですから、もうそうこうして親不孝している間にお父さんは年とってもう危篤状態になって、死んだから、この子供蛙は、「親不孝ばかりしたからせめて、山と言えば川に来るあんな状態で悪いことばかりしていたから、せめてお父さん死んだ時には親孝行しよう。」と思って、このお父さんからは、「自分が死んだらお墓は川の方へ埋めなさいね。」って言われたんだけど、「いつも自分が反対方向ばかりやっていたもんだから、せめて亡くなった時だけには親孝行して、川の土手の方へ埋めよう。」と言って、土手にお墓作って祀ったところが大雨でみんな流されたらしいですね。それで、もう毎日雨降ったらそこに来て泣くもんだから、蛙は雨降ったら鳴くんですって。

再生時間:2:13

民話詳細DATA

レコード番号 47O200315
CD番号 47O20C019
決定題名 雨蛙不孝(共通語)
話者がつけた題名
話者名 細原千代
話者名かな ほそはらちよ
生年月日 19200124
性別
出身地 沖縄県八重山郡竹富町字竹富
記録日 19950910
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 竹富町字竹富T26A02
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 動物昔話
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 沖国大国文学科平成8度卒業論文 竹富島の民話 p98
キーワード お父さん,川
梗概(こうがい)  その子供は、聞かん坊でとても親不孝だったんですって。お父さんが今日は、東の方の畑に行こうと言ったら反対に西の方に行くしよ、今日は向こうに行こうと言ったら必ず反対の方に行って、全然言うこと聞かないもんですから、もうそうこうして親不孝している間にお父さんは年とってもう危篤状態になって、死んだから、この子供蛙は、「親不孝ばかりしたからせめて、山と言えば川に来るあんな状態で悪いことばかりしていたから、せめてお父さん死んだ時には親孝行しよう。」と思って、このお父さんからは、「自分が死んだらお墓は川の方へ埋めなさいね。」って言われたんだけど、「いつも自分が反対方向ばかりやっていたもんだから、せめて亡くなった時だけには親孝行して、川の土手の方へ埋めよう。」と言って、土手にお墓作って祀ったところが大雨でみんな流されたらしいですね。それで、もう毎日雨降ったらそこに来て泣くもんだから、蛙は雨降ったら鳴くんですって。
全体の記録時間数 2:22
物語の時間数 2:13
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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