親不孝者の話ね。男の子供を二人と女の子を一人生んで育てていたのにに、この男の子供達は、親に孝行は尽くさないで、親をもういじめたり、親を苦しめる一方であって。でも、親は、それでも自分の子供だから、「まだ、親のことを深くまだ思わないが、いつかは子は尽くすはず。」と思うんだけれども、男の二人の子は、いい年頃になってもまだ親ばっかりいじめて親に不孝をしていて、しまいには、親を捨てて子供二人はいよいよ旅立ちということになって、昔は、海は船に帆をかけてもう航海をやったから、その子供が帆をかけて船が出て行くときに、親が下の女の子に、「兄さんたちの船は、どこまで行ったか。途中まで行ったか。途中まで行ら、屋根からイライグチを抜いて、左の手に持って、左に投げれ。」と言うたから、その通り女の子が、イライグチを抜いて左に投げたところが、それからもう竜巻みたいな風が起こって、船はもうたちまち沈んで行って、親不孝なこの兄弟二人は、海のくずとなったと。こんな話もあるから、よく親には孝行尽くすんだよと、こんな話を聞かされたです。
| レコード番号 | 47O200026 |
|---|---|
| CD番号 | 47O20C002 |
| 決定題名 | 竜巻で死んだ親不孝兄弟(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 小山英教 |
| 話者名かな | こやまえいきょう |
| 生年月日 | 19000318 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県八重山郡竹富町字竹富 |
| 記録日 | 19760805 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 竹富町字竹富T32B02 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 本格昔話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 沖国大国文学科平成8年度卒業論文 竹富島の民話 p79 |
| キーワード | 航海,イライグチ |
| 梗概(こうがい) | 親不孝者の話ね。男の子供を二人と女の子を一人生んで育てていたのにに、この男の子供達は、親に孝行は尽くさないで、親をもういじめたり、親を苦しめる一方であって。でも、親は、それでも自分の子供だから、「まだ、親のことを深くまだ思わないが、いつかは子は尽くすはず。」と思うんだけれども、男の二人の子は、いい年頃になってもまだ親ばっかりいじめて親に不孝をしていて、しまいには、親を捨てて子供二人はいよいよ旅立ちということになって、昔は、海は船に帆をかけてもう航海をやったから、その子供が帆をかけて船が出て行くときに、親が下の女の子に、「兄さんたちの船は、どこまで行ったか。途中まで行ったか。途中まで行ら、屋根からイライグチを抜いて、左の手に持って、左に投げれ。」と言うたから、その通り女の子が、イライグチを抜いて左に投げたところが、それからもう竜巻みたいな風が起こって、船はもうたちまち沈んで行って、親不孝なこの兄弟二人は、海のくずとなったと。こんな話もあるから、よく親には孝行尽くすんだよと、こんな話を聞かされたです。 |
| 全体の記録時間数 | 2:59 |
| 物語の時間数 | 2:17 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |