城間仲(ぐしくまなーか)という家の話だが、「ある仲(なーか)は城間仲。」と言う、他人に美味しい物を出すと「そんなに奢って。」と言われると、冗談で、「ある仲(なーか)は城間仲。」という。それくらい、世間の人から敬われた家庭ですが、その家庭の話。ある大晦日の夕方、盗人がその家の天井裏に登って行くのを主人が見ていて、夕飯の時刻になりますと、主人が、「今夜の夕飯は二人前。」と申して、二人分のお膳を用意させて、「天井にいる青年、降りてきなさい。」と呼んで、一緒に夕飯もくれて、「何故、大晦日にそのような事をするか。」と話しますと、「私達あ貧乏者で、今夜は大晦日ですが、子供達が多くて大晦日になっても食べるものが無く、ここからだと少しお借りできるかと思って来ました。」と話しますと、「そうか、でも人、人間はそのような事をしてはいけない、一生懸命働いたならば自然に良い暮らしができるから、一生懸命働いて、そのような事はするな。」と、御馳走もお米も持たせて行かせますと、その青年はその時から一生懸命働いて、世間並みに暮らせるようになりますと、城間仲にお礼に来て、「お蔭様で、今は世間並みに暮らせるようになりました、有り難うございました。」とお礼したそうです。昔の人の話に、「お金とハイフキは溜まれば溜まるほど汚くなる。」との話ですが、城間仲はそうではなくて、とても良い人だったそうです。それで今も立派に栄えています。
| レコード番号 | 47O419004 |
|---|---|
| CD番号 | 47O41C464 |
| 決定題名 | 城間仲(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 阿波根昌栄 |
| 話者名かな | あはごんしょうえい |
| 生年月日 | 19210309 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 北谷町 |
| 記録日 | 19960814 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄国際大学口承研 |
| 元テープ番号 | 北谷町T17A04 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 伝説 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 城間仲,ある仲は城間仲,大晦日,盗人,天井裏,御馳走 |
| 梗概(こうがい) | 城間仲(ぐしくまなーか)という家の話だが、「ある仲(なーか)は城間仲。」と言う、他人に美味しい物を出すと「そんなに奢って。」と言われると、冗談で、「ある仲(なーか)は城間仲。」という。それくらい、世間の人から敬われた家庭ですが、その家庭の話。ある大晦日の夕方、盗人がその家の天井裏に登って行くのを主人が見ていて、夕飯の時刻になりますと、主人が、「今夜の夕飯は二人前。」と申して、二人分のお膳を用意させて、「天井にいる青年、降りてきなさい。」と呼んで、一緒に夕飯もくれて、「何故、大晦日にそのような事をするか。」と話しますと、「私達あ貧乏者で、今夜は大晦日ですが、子供達が多くて大晦日になっても食べるものが無く、ここからだと少しお借りできるかと思って来ました。」と話しますと、「そうか、でも人、人間はそのような事をしてはいけない、一生懸命働いたならば自然に良い暮らしができるから、一生懸命働いて、そのような事はするな。」と、御馳走もお米も持たせて行かせますと、その青年はその時から一生懸命働いて、世間並みに暮らせるようになりますと、城間仲にお礼に来て、「お蔭様で、今は世間並みに暮らせるようになりました、有り難うございました。」とお礼したそうです。昔の人の話に、「お金とハイフキは溜まれば溜まるほど汚くなる。」との話ですが、城間仲はそうではなくて、とても良い人だったそうです。それで今も立派に栄えています。 |
| 全体の記録時間数 | 11:36 |
| 物語の時間数 | 10:49 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |