子どもが一番(共通語)

概要

この話は、どこも本当におとぎ話であるはずだが、昔は金持ちとね、貧乏者といたらしいが、これが金持ちというのは、金はもうたくさん持ってはいるんだが、この子宝に恵まれずにね、この子供のいるところは、お金が少ないわけさ。この貧乏者と金持ちと話し合って、「したら、世間の人は、金持ちと貧乏のどこに多く寄るか。」ということを賭することになったらしい。この金持ちの人は、「こっちは、金がたくさんあるから、こっちに寄ってくる。」と言う。またこの貧乏者は、「自分は、この子供に芸を教えてやったらね、こっちに人が寄る。」って、子供達に芸を教えることにしたらしいんですね。ちょうどあの昔は、村芝居ちゅうて、芝居があったらしいが、この貧乏者の場合は、このいわばこの子供達にこの芸を教えて、芸ヤーやっているわけね。それで、貧乏者は、その人を寄せる賭の日には、子供達にも芸をさして、踊りなんかさしてるから、世間の人は、その芸を見たり、その子供達を見たりしていて、金持ちが積んだ金は、もうたくさんそこに置いてあるのだが、金はいくらあってもこれ自分のものじゃないし、金のことは思わない。その金は踏んでも目もくれないで、この子供達の芸を見たりね、子供達を見たりしたら、この金持ちの人がいうには、「金はいくらあってもあれだねえ、本当の宝はやっぱし、子供だね。」ということがわかってね、 「ああ、うちはもう、あなたに負けた。」ということ。だから人間というのは、そのまあ、一番大切なのは、子供達だよ。

再生時間:3:55

民話詳細DATA

レコード番号 47O418842
CD番号 47O41C455
決定題名 子どもが一番(共通語)
話者がつけた題名
話者名 町田宗繁
話者名かな まちだそうはん
生年月日 19201114
性別
出身地 北谷町上勢頭
記録日 19881114
記録者の所属組織 沖縄国際大学口承研
元テープ番号 北谷町T08A03
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 本格昔話
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード 金持ち,貧乏者,子宝,宝
梗概(こうがい) この話は、どこも本当におとぎ話であるはずだが、昔は金持ちとね、貧乏者といたらしいが、これが金持ちというのは、金はもうたくさん持ってはいるんだが、この子宝に恵まれずにね、この子供のいるところは、お金が少ないわけさ。この貧乏者と金持ちと話し合って、「したら、世間の人は、金持ちと貧乏のどこに多く寄るか。」ということを賭することになったらしい。この金持ちの人は、「こっちは、金がたくさんあるから、こっちに寄ってくる。」と言う。またこの貧乏者は、「自分は、この子供に芸を教えてやったらね、こっちに人が寄る。」って、子供達に芸を教えることにしたらしいんですね。ちょうどあの昔は、村芝居ちゅうて、芝居があったらしいが、この貧乏者の場合は、このいわばこの子供達にこの芸を教えて、芸ヤーやっているわけね。それで、貧乏者は、その人を寄せる賭の日には、子供達にも芸をさして、踊りなんかさしてるから、世間の人は、その芸を見たり、その子供達を見たりしていて、金持ちが積んだ金は、もうたくさんそこに置いてあるのだが、金はいくらあってもこれ自分のものじゃないし、金のことは思わない。その金は踏んでも目もくれないで、この子供達の芸を見たりね、子供達を見たりしたら、この金持ちの人がいうには、「金はいくらあってもあれだねえ、本当の宝はやっぱし、子供だね。」ということがわかってね、 「ああ、うちはもう、あなたに負けた。」ということ。だから人間というのは、そのまあ、一番大切なのは、子供達だよ。
全体の記録時間数 4:00
物語の時間数 3:55
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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