中城若松(共通語)

概要

そしてこれが、中城若松になるわけさぁ、中城若松と言ってね、中城安谷屋(あだんに)、按司、かきだすわけさぁ。そうして、この、若、中城若松は、首里城の、もうある重役に、もう国王の子供だからね。重役に、任命するわけさぁ。
 そうして、もうまぁ、台帳みたいに、何かにやってね、これ、もう毎日、中城から、もう通って、そうして、この中間に一軒家があったらしい、お母さんと女の子がいて、中城と、首里城の中間にね、一軒家があって、百姓屋があって、そのときに、あるときに、もう中城若松もうせい、東部関係(かんくぅえい)の整理が、もう遅くまでかかったわけさぁ、もう夜になる、夕方になったわけさぁ、もうまぁ、そして、この若松もお家に帰ると、といってね、もうもう首里から、首里城からお家に、中城に、自分の、家に、帰るという、中間にもうここに一軒家があるから、おぉ、お母さんも女の子がいるから、一緒に。一晩は泊まらして下さい、一昼夜、泊まてぃ、泊みてぃ、泊る、泊みてぃとぅらせぇ、これはもう侍が高い位だから、泊みてぃとぅらせぇ、と言ってあさい、泊まみぃそうれぇ、う茶のあがびそうれぇ、お茶もあげて、そして、この女の子にね、お茶を、この、若松にあげたわけさぁ。これもお父さんのようにして美男子だから、一目惚れしてね、こ、このときに 恋(くい)知らん者や、男(いきが)生まれて、恋(くい)知らん者やとゆうたわけさぁ、そして、若松は、知能が達するからね、女(いなぐ)生まれ義理(じり)、義理(じり)恥知らん者、(・・聞き取り不能・・)返したわけさぁ、もうもうこの子は、女の子は、驚いてね、もうならんでぃち、なぁしぇなぁ、わぁがうむえぇもうとおしきれないと言って、こっちでもう重い思いで、くがにじするわけさぁ、亡くなるわけさぁ。もうそうして、これを葬、まぁ、あの辺で葬ってね、お母さん、そのとき、もうあぁ、この後もう首里城、中城から、もう通いてね、ある、またも、まぁ、事務職の、まぁ、まぁ、これを、遅くなって、またも夜になって、もうまたに差し掛かったわけさぁ。このときに、この女は、死んだとゆう話を聞いているが、生きた姿をして、とても綺麗に、も、美しくも、今度ぅ見えているさ。これはもういかないと言ってね、あれだぁと言ってね、そして、ひっかえすわけさぁ。ひっかえして、もうこの辺に家(いわ)ない、家はないから、今の末吉神宮、末吉宮、末吉宮、あっちに、もうぼ、坊(ぼん)さんを求めて祈祷させる、もう悪霊(あくれい)を避かしてくれぇと言ってね、悪霊(あくれい)に追われているから、そしてこっちに逃げて、そのときに、もうウジャシ、ウジャシと言ってね、もう坊主(ぼうじ)の、坊(ぼん)さんの親方、これがいる、また、これが、また、坊主(ぼうじ)ぐわぁがいるさぁね、また、お供の坊主(ぼうじ)ぐわぁたぁ、もうわんねぇ、うんぐとぅ、やなむんかいわぁびらっとぉぐとぅ、うまんかい、隠れちぃとらしぃゆうたら、あんしん、うんぐとぅしぃ、坊(ぼん)さん方や、隠れちぃとらしぃりち、うんぐとぅし。 あんしうれぇ、ウザス、これぇ、ウザス、あの尚円は、内間ウザス、いや、ウジャシ、えぇ、ウザス、この、この、坊(ぼん)さんは、シィ、ウ、ウジャシ、〔 あっちは、ウザス。〕ウジャシ、あれは、う、内間ウジャス、そうして、そしてこれもうこれが、坊(ぼん)さん、子供だちにね、ゆうて、そ、えぇ、くっち、弟子たちの坊(ぼん)さんも、うんぐとぅしぃ、くらちとらしぃやんむるんかい、わぁびらってぃ、そういびぃしが、ウジャシ、ちゃあさびぃが、ウジャシんりちぃよ、そうしさぐとぅよ、とぉ、あんでぃいるやんなぁ、うまぬ、てがないんら入れれと言って、こっちに入れたわけさぁ。入れて、もうもうこの若松は、安心しているが、坊(ぼん)さんぐわぁたちがね、何かねぇ、何のいや、やなむんかねぇと不思議に思って、昔の言葉はね、うとぅるし物(むのぉ)見ぃぐさん〈怖い物をみようとする〉とゆう言葉があるわけさぁね、そって、こっちの所(みぃ)から見たらね、こっちのぉ、美しい女が立っているわけさぁ。これいい顔(かぁぎ)ぐわぁでも、入れて、もう入ってくるときも、美しいだがね、もう鬼のようにしてね、もう化けているから、もう悪霊(あくれい)やから、これ困ったと言ってね、坊(ぼん)さんは、このちち鐘にね、あぁ、なぁこっちに入りなさいとちち鐘下ろしてね、これに入れて、そうで、うのぉ、う、ウジャ、ウザスはね、お祈りやってよ、あぁ、まわりの、あんちち鐘のまわり、みんなもうお祈りやって、あぁもう悪霊(あくれい)退けて、そって、これが、執心(すうしん)鐘入とゆうね、組踊りにでるわけさぁ。

再生時間:5:41

民話詳細DATA

レコード番号 47O378752
CD番号 47O37C366
決定題名 中城若松(共通語)
話者がつけた題名
話者名 大城紀浩
話者名かな おおしろきこう
生年月日 19311230
性別
出身地 南風原町津嘉山
記録日 19910825
記録者の所属組織 南風原町口承文芸調査団
元テープ番号 南風原町T146B02
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 伝説
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード 中城安谷屋,按司,中城,首里城,百姓屋,中城若松,女の子,美男子,一目惚れ,末吉神宮,悪霊,坊主,内間ウザス,執心鐘入,組踊り
梗概(こうがい) そしてこれが、中城若松になるわけさぁ、中城若松と言ってね、中城安谷屋(あだんに)、按司、かきだすわけさぁ。そうして、この、若、中城若松は、首里城の、もうある重役に、もう国王の子供だからね。重役に、任命するわけさぁ。  そうして、もうまぁ、台帳みたいに、何かにやってね、これ、もう毎日、中城から、もう通って、そうして、この中間に一軒家があったらしい、お母さんと女の子がいて、中城と、首里城の中間にね、一軒家があって、百姓屋があって、そのときに、あるときに、もう中城若松もうせい、東部関係(かんくぅえい)の整理が、もう遅くまでかかったわけさぁ、もう夜になる、夕方になったわけさぁ、もうまぁ、そして、この若松もお家に帰ると、といってね、もうもう首里から、首里城からお家に、中城に、自分の、家に、帰るという、中間にもうここに一軒家があるから、おぉ、お母さんも女の子がいるから、一緒に。一晩は泊まらして下さい、一昼夜、泊まてぃ、泊みてぃ、泊る、泊みてぃとぅらせぇ、これはもう侍が高い位だから、泊みてぃとぅらせぇ、と言ってあさい、泊まみぃそうれぇ、う茶のあがびそうれぇ、お茶もあげて、そして、この女の子にね、お茶を、この、若松にあげたわけさぁ。これもお父さんのようにして美男子だから、一目惚れしてね、こ、このときに 恋(くい)知らん者や、男(いきが)生まれて、恋(くい)知らん者やとゆうたわけさぁ、そして、若松は、知能が達するからね、女(いなぐ)生まれ義理(じり)、義理(じり)恥知らん者、(・・聞き取り不能・・)返したわけさぁ、もうもうこの子は、女の子は、驚いてね、もうならんでぃち、なぁしぇなぁ、わぁがうむえぇもうとおしきれないと言って、こっちでもう重い思いで、くがにじするわけさぁ、亡くなるわけさぁ。もうそうして、これを葬、まぁ、あの辺で葬ってね、お母さん、そのとき、もうあぁ、この後もう首里城、中城から、もう通いてね、ある、またも、まぁ、事務職の、まぁ、まぁ、これを、遅くなって、またも夜になって、もうまたに差し掛かったわけさぁ。このときに、この女は、死んだとゆう話を聞いているが、生きた姿をして、とても綺麗に、も、美しくも、今度ぅ見えているさ。これはもういかないと言ってね、あれだぁと言ってね、そして、ひっかえすわけさぁ。ひっかえして、もうこの辺に家(いわ)ない、家はないから、今の末吉神宮、末吉宮、末吉宮、あっちに、もうぼ、坊(ぼん)さんを求めて祈祷させる、もう悪霊(あくれい)を避かしてくれぇと言ってね、悪霊(あくれい)に追われているから、そしてこっちに逃げて、そのときに、もうウジャシ、ウジャシと言ってね、もう坊主(ぼうじ)の、坊(ぼん)さんの親方、これがいる、また、これが、また、坊主(ぼうじ)ぐわぁがいるさぁね、また、お供の坊主(ぼうじ)ぐわぁたぁ、もうわんねぇ、うんぐとぅ、やなむんかいわぁびらっとぉぐとぅ、うまんかい、隠れちぃとらしぃゆうたら、あんしん、うんぐとぅしぃ、坊(ぼん)さん方や、隠れちぃとらしぃりち、うんぐとぅし。 あんしうれぇ、ウザス、これぇ、ウザス、あの尚円は、内間ウザス、いや、ウジャシ、えぇ、ウザス、この、この、坊(ぼん)さんは、シィ、ウ、ウジャシ、〔 あっちは、ウザス。〕ウジャシ、あれは、う、内間ウジャス、そうして、そしてこれもうこれが、坊(ぼん)さん、子供だちにね、ゆうて、そ、えぇ、くっち、弟子たちの坊(ぼん)さんも、うんぐとぅしぃ、くらちとらしぃやんむるんかい、わぁびらってぃ、そういびぃしが、ウジャシ、ちゃあさびぃが、ウジャシんりちぃよ、そうしさぐとぅよ、とぉ、あんでぃいるやんなぁ、うまぬ、てがないんら入れれと言って、こっちに入れたわけさぁ。入れて、もうもうこの若松は、安心しているが、坊(ぼん)さんぐわぁたちがね、何かねぇ、何のいや、やなむんかねぇと不思議に思って、昔の言葉はね、うとぅるし物(むのぉ)見ぃぐさん〈怖い物をみようとする〉とゆう言葉があるわけさぁね、そって、こっちの所(みぃ)から見たらね、こっちのぉ、美しい女が立っているわけさぁ。これいい顔(かぁぎ)ぐわぁでも、入れて、もう入ってくるときも、美しいだがね、もう鬼のようにしてね、もう化けているから、もう悪霊(あくれい)やから、これ困ったと言ってね、坊(ぼん)さんは、このちち鐘にね、あぁ、なぁこっちに入りなさいとちち鐘下ろしてね、これに入れて、そうで、うのぉ、う、ウジャ、ウザスはね、お祈りやってよ、あぁ、まわりの、あんちち鐘のまわり、みんなもうお祈りやって、あぁもう悪霊(あくれい)退けて、そって、これが、執心(すうしん)鐘入とゆうね、組踊りにでるわけさぁ。
全体の記録時間数 5:41
物語の時間数 5:41
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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