ま、さっきの話したように、えぇ昔は、その墓もだけども、墓の前にこえたわけ、墓番というのが、偉い人が死んだら、墓番が一週間位、そこに寝泊まりしたそうですよ、んで、こえわけしてあるわけですよ、そのこえ、こえわけを、まぁ、あの雨降ったから、そこに逃げ込んだわけですよね、そしたら昔の墓は、ピシッとしてないから、後ろのなんかこう、小さい石を、こう並べて、こう、えぇ、いわゆる岩陰に、えぇ、石に積み上げたもんだからね、口を塞がれて、手が出るわけですよねぇ、そで後ろから、こう髪掴んで、そしたらびっくりして、幽霊かと思っていたら脈があったっちゅうんですよ。そうと、手触ってそうとう落ち着いていたんだね、脈計る位だから、「生きてるようだが、どうしたんだ。」ちて、「その息を吹き返して今、内嶺城の娘だが葬式されてる。」と言う、「今、送られてる。」ということを言ったもんだから、そで知らせにいったら、「嘘だ。」と言って、いや、「それだったら、その娘を下さい。」ということで、なぁ約束もして、そしてきて、今度、あぁ、いえ、あの時、柴指ちてから、桑と桑の葉と枝だすね、桑の枝と、すすきの葉を、こう縛ってね、サン結んで刺したもんですよ。言えの角にねぇ。今は瓦だから刺せないけれども、昔は草葺きだからね、茅葺きにこう刺したもんですよ。柴指(しばさし)といって、あの昔の人は覚えてるはずですよ。で、そ、それ、何で刺すかってたら、あの時、はら、あの後生との、あの世とこの世との別れですので、あ払いするんですね。あの世とこの世と別れてから、今度、あなたはもう生きたからちてから、こう払うわけですよ。そして、なぁ七日の準備してたのを、今度はお祝いに変えるわけだ。御馳走の準備、七日、今度はその赤飯にしたわけさぁ。お祝いだから、生き返ってきたちゅうて、それからね、それがカシチーの由来記です。生き返ったお祝いですよ。こっち、カシチーは六月の二十五日、八月はないです。五月と六月あるんですよ。ウマチーですよね。この牛飼いの名前は津嘉山親国(うぇぐに)の、あれは下男ということ、下男でなく主人公だったらしいですね。満名じゃない、満名ちゅうのは、あれは満名というのは、あの与那原に出てくるんですよ。大川敵討ちに。
| レコード番号 | 47O378341 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C345 |
| 決定題名 | カシチー由来(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 与那嶺亀助 |
| 話者名かな | よなみねかめすけ |
| 生年月日 | 19160325 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 南風原町宮平 |
| 記録日 | 19910828 |
| 記録者の所属組織 | 南風原町口承文芸調査団 |
| 元テープ番号 | 南風原町T113A05 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 伝説 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 墓の前,墓番,寝泊まり,雨,髪,生きてる,内嶺城の娘,葬式,柴サシ,草葺き,赤飯,カシチーの由来記,牛飼い,津嘉山親国,満名 |
| 梗概(こうがい) | ま、さっきの話したように、えぇ昔は、その墓もだけども、墓の前にこえたわけ、墓番というのが、偉い人が死んだら、墓番が一週間位、そこに寝泊まりしたそうですよ、んで、こえわけしてあるわけですよ、そのこえ、こえわけを、まぁ、あの雨降ったから、そこに逃げ込んだわけですよね、そしたら昔の墓は、ピシッとしてないから、後ろのなんかこう、小さい石を、こう並べて、こう、えぇ、いわゆる岩陰に、えぇ、石に積み上げたもんだからね、口を塞がれて、手が出るわけですよねぇ、そで後ろから、こう髪掴んで、そしたらびっくりして、幽霊かと思っていたら脈があったっちゅうんですよ。そうと、手触ってそうとう落ち着いていたんだね、脈計る位だから、「生きてるようだが、どうしたんだ。」ちて、「その息を吹き返して今、内嶺城の娘だが葬式されてる。」と言う、「今、送られてる。」ということを言ったもんだから、そで知らせにいったら、「嘘だ。」と言って、いや、「それだったら、その娘を下さい。」ということで、なぁ約束もして、そしてきて、今度、あぁ、いえ、あの時、柴指ちてから、桑と桑の葉と枝だすね、桑の枝と、すすきの葉を、こう縛ってね、サン結んで刺したもんですよ。言えの角にねぇ。今は瓦だから刺せないけれども、昔は草葺きだからね、茅葺きにこう刺したもんですよ。柴指(しばさし)といって、あの昔の人は覚えてるはずですよ。で、そ、それ、何で刺すかってたら、あの時、はら、あの後生との、あの世とこの世との別れですので、あ払いするんですね。あの世とこの世と別れてから、今度、あなたはもう生きたからちてから、こう払うわけですよ。そして、なぁ七日の準備してたのを、今度はお祝いに変えるわけだ。御馳走の準備、七日、今度はその赤飯にしたわけさぁ。お祝いだから、生き返ってきたちゅうて、それからね、それがカシチーの由来記です。生き返ったお祝いですよ。こっち、カシチーは六月の二十五日、八月はないです。五月と六月あるんですよ。ウマチーですよね。この牛飼いの名前は津嘉山親国(うぇぐに)の、あれは下男ということ、下男でなく主人公だったらしいですね。満名じゃない、満名ちゅうのは、あれは満名というのは、あの与那原に出てくるんですよ。大川敵討ちに。 |
| 全体の記録時間数 | 4:46 |
| 物語の時間数 | 4:33 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |