牛に化けた花嫁(共通語)

概要

早くに侍の父親を亡くし、母親に育てられている娘がいた。母親はいい婿を探してあげようと首里のビデー殿で願かけをしていた。それを見ていた心の悪い男が殿の裏に入り、「私はここの神である。帰り道、最初に出会った人を婿にしなさい」と鼻をつまんで言って逃げ、母親が帰ろうとすると(先回りし)「はいさい」と言った。母親は世間に悪名高い人なのでどうしようかと思った。男が「娘は誰にあげるのか」と聞いたので、神に言われたことを話し、あなたに娘をあげると言うと、男は喜んだ。結婚式の当日、母親は嫌々ながら娘を行かせた。娘はかごに乗せられ相手の家へ連れて行かれるが、かごの中で泣いていた。そこを通りがかった男の人が「お前は花嫁なのになぜ泣いているのか」と言うと、「相手は悪い人だが、その人と結婚しなさい」と親に言われ、死ぬほど嫌だが仕方がない」と言った。すると男は娘を馬に乗せ、城に連れて行き隠した。(城の父親は)長男の嫁をとるため踊りも上手で美人な娘を集め、決めることにした。その当日、娘の母親は(娘とすり替えられた)牛を連れてこの様子を見、自分の娘もこの子たちに劣らないくらいきれいでいい子だったのにと残念がった。大加那志は下を向いていて見てなかったので、父親がどうしてかと聞くと、大加那志はあの母親を連れて来てと言う。驚いた母親は「自分の娘は牛になってしまっていない」と言った。牛はつないでおいて城内へ入って行くと、中に娘がいた。大加那志は「あなたはあの男に騙されていた。私達が(娘を)助けてここへ連れて来た。ここの嫁になるのはこの娘しかいない。だからあなたも一緒に此処に住みなさい」と言った。

再生時間:7:23

民話詳細DATA

レコード番号 47O378275
CD番号 47O37C341
決定題名 牛に化けた花嫁(共通語)
話者がつけた題名
話者名 花城ツル
話者名かな はなしろつる
生年月日 19090817
性別
出身地 南風原町宮平
記録日 19910825
記録者の所属組織 南風原町口承文芸調査団
元テープ番号 南風原町T105A10
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 本格昔話
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード 侍の父親,母親,娘,婿,首里のビデー殿,願かけ,悪い男,神,最初に出会った人を婿に,城,長男の嫁,踊りも上手で美人な娘,嫁
梗概(こうがい) 早くに侍の父親を亡くし、母親に育てられている娘がいた。母親はいい婿を探してあげようと首里のビデー殿で願かけをしていた。それを見ていた心の悪い男が殿の裏に入り、「私はここの神である。帰り道、最初に出会った人を婿にしなさい」と鼻をつまんで言って逃げ、母親が帰ろうとすると(先回りし)「はいさい」と言った。母親は世間に悪名高い人なのでどうしようかと思った。男が「娘は誰にあげるのか」と聞いたので、神に言われたことを話し、あなたに娘をあげると言うと、男は喜んだ。結婚式の当日、母親は嫌々ながら娘を行かせた。娘はかごに乗せられ相手の家へ連れて行かれるが、かごの中で泣いていた。そこを通りがかった男の人が「お前は花嫁なのになぜ泣いているのか」と言うと、「相手は悪い人だが、その人と結婚しなさい」と親に言われ、死ぬほど嫌だが仕方がない」と言った。すると男は娘を馬に乗せ、城に連れて行き隠した。(城の父親は)長男の嫁をとるため踊りも上手で美人な娘を集め、決めることにした。その当日、娘の母親は(娘とすり替えられた)牛を連れてこの様子を見、自分の娘もこの子たちに劣らないくらいきれいでいい子だったのにと残念がった。大加那志は下を向いていて見てなかったので、父親がどうしてかと聞くと、大加那志はあの母親を連れて来てと言う。驚いた母親は「自分の娘は牛になってしまっていない」と言った。牛はつないでおいて城内へ入って行くと、中に娘がいた。大加那志は「あなたはあの男に騙されていた。私達が(娘を)助けてここへ連れて来た。ここの嫁になるのはこの娘しかいない。だからあなたも一緒に此処に住みなさい」と言った。
全体の記録時間数 7:23
物語の時間数 7:23
言語識別 共通語
音源の質 ×
テープ番号
予備項目1

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