善縄御獄(共通語)

概要

宮平の善縄御嶽に祀られている善縄大屋子は英祖王の三男の仲里按司の五男にあたる久米子の長男だったが、現在の善縄御嶽の場所に住み、善縄井戸の水を田に引いて稲を作るなど村建てに尽くした。同じ頃大城門中の祖先が東大城に来たが、後に勝連に移った。当時、宮平村の人は麦など穀物のほかのものを得るために与那原の与原の浜で魚を取ることが多かった。ある日、善縄大屋子が与那に行くと沖の方から大きなものが流れて来た。それは大きな亀だったので、それを取って背負い、与那覇まで来た時に亀に首を噛まれて死んだので今の善縄御嶽の池に葬った。次の日、家族の人達がナーチャミーに墓に行くと、収めたはずの遺骸がなかった。墓の上で蚊がむらがってうなっているので。上を見ると上の方から「私は天に昇っているから心配するな」という声が聞こえた。それから善縄大屋子を「マッチャミシェール神(まことに偉い神)」と祀り、その墓を御嶽とした。善縄御嶽は字の発祥の地でもあり、5月と6月のウマチーの時に拝み、近くに宮平の9つの門中の拝所を集めて碑門を建てた。この御嶽の近くには五つか六つの井戸がもある。

再生時間:10:25

民話詳細DATA

レコード番号 47O377705
CD番号 47O37C312
決定題名 善縄御獄(共通語)
話者がつけた題名
話者名 中村義永
話者名かな なかむらぎえい
生年月日 19120515
性別
出身地 南風原町宮平
記録日 19910308
記録者の所属組織 南風原町口承文芸調査団
元テープ番号 南風原町T65A01
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 伝説
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード 宮平の善縄御嶽,善縄大屋子,英祖王の三男,仲里按司の五男,久米子の長男,善縄井戸,水,田,稲,村建て,大城門中の祖先,東大城,勝連,宮平村,麦,穀物,与那原,魚,大きな亀,亀に首を噛まれた,ナーチャミー,墓,遺骸,蚊,マッチャミシェール神
梗概(こうがい) 宮平の善縄御嶽に祀られている善縄大屋子は英祖王の三男の仲里按司の五男にあたる久米子の長男だったが、現在の善縄御嶽の場所に住み、善縄井戸の水を田に引いて稲を作るなど村建てに尽くした。同じ頃大城門中の祖先が東大城に来たが、後に勝連に移った。当時、宮平村の人は麦など穀物のほかのものを得るために与那原の与原の浜で魚を取ることが多かった。ある日、善縄大屋子が与那に行くと沖の方から大きなものが流れて来た。それは大きな亀だったので、それを取って背負い、与那覇まで来た時に亀に首を噛まれて死んだので今の善縄御嶽の池に葬った。次の日、家族の人達がナーチャミーに墓に行くと、収めたはずの遺骸がなかった。墓の上で蚊がむらがってうなっているので。上を見ると上の方から「私は天に昇っているから心配するな」という声が聞こえた。それから善縄大屋子を「マッチャミシェール神(まことに偉い神)」と祀り、その墓を御嶽とした。善縄御嶽は字の発祥の地でもあり、5月と6月のウマチーの時に拝み、近くに宮平の9つの門中の拝所を集めて碑門を建てた。この御嶽の近くには五つか六つの井戸がもある。
全体の記録時間数 10:36
物語の時間数 10:25
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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