乙姫だったかね、とにかく何ていう神様かが病気なったって、何の病気かわからんが、病気になったからね、ある日一人の医者を呼んだわけさ。医者を呼んだら、「これは生きている猿の肝を捕って食べさせないと、死んしまうよ。」といったわけ。そしたら、もう皆集めてからさ、「そしたらこの猿さ、誰があれする。」と言ったから、一人の賢いのがいたわけさ。行ったのはくらげが行ったって。行ったらこの猿がいっぱい遊んでいたって。そしたら、むこうはね、「さあ、お猿さん、お猿さん、今日はね、向こうはとってもお祭だからとっても面白いのがあるよ。このあんたが実を食べている物よりもっといいのがあるから行こう。」と言ったから、「そうかねぇ、じゃあんしぇ行こう。」て言って行ったって。そしたから、海を渡って行くから、くらげに乗っているさぁね、「あんたはかわいそうだねぇ。」でぃいったって、「何で。」でぃ、「あんたは僕にばかされて、かわいそうさぁ。」でぃ、「何であんてぃ。僕はあなたになんか騙されていないよう。」て、「ううん、あんたはね、向こうに着いたら、あんたに生きているままの肝を取って王様にあげるから、あんた死ぬんだよ。」といったから、またこの猿がさ、また、「あいえぇ、なぁもうあんたは、それをあっちでいえばいいのに。今日はね、木に登ってあれ食べているから、この肝は洗ってあの木に下げてあったのに。」と猿がいったって。「あいえぇ、そうかりっかじゃもう取ってこうね。」と言ったからまた取りに行ったって。取りに行ったらまたこの猿は、ぴょんともう降りるでしょ降りて、「何で生きている肝はこっちにあるんだ。だぁ誰がまかしているねぇ。もうあんたもう取れないさぁ。」と言って、それで、とにかく猿はもうまかしているということで、くらげはね、「あぁそうかぁ、じゃ残念だね。」と取りに行っているけど、またこの猿はもう木にかけてあるということで行って。またくらげが帰って来たら、もう取れなかったから、罰でくらげは、元は骨もあったけど、骨をみんな抜かれて、だから骨無しになってユルユルになっているって話し聞いたよ。
| レコード番号 | 47O377501 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C303 |
| 決定題名 | 猿の生肝(シマグチ混) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 新垣敏子 |
| 話者名かな | あらかきとしこ |
| 生年月日 | 19230310 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 南風原町与那覇 |
| 記録日 | 19910308 |
| 記録者の所属組織 | 南風原町口承文芸調査団 |
| 元テープ番号 | 南風原町T50A06 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 本格昔話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 乙姫,神様,病気,医者,猿の肝,実,海,くらげ,罰,骨無し |
| 梗概(こうがい) | 乙姫だったかね、とにかく何ていう神様かが病気なったって、何の病気かわからんが、病気になったからね、ある日一人の医者を呼んだわけさ。医者を呼んだら、「これは生きている猿の肝を捕って食べさせないと、死んしまうよ。」といったわけ。そしたら、もう皆集めてからさ、「そしたらこの猿さ、誰があれする。」と言ったから、一人の賢いのがいたわけさ。行ったのはくらげが行ったって。行ったらこの猿がいっぱい遊んでいたって。そしたら、むこうはね、「さあ、お猿さん、お猿さん、今日はね、向こうはとってもお祭だからとっても面白いのがあるよ。このあんたが実を食べている物よりもっといいのがあるから行こう。」と言ったから、「そうかねぇ、じゃあんしぇ行こう。」て言って行ったって。そしたから、海を渡って行くから、くらげに乗っているさぁね、「あんたはかわいそうだねぇ。」でぃいったって、「何で。」でぃ、「あんたは僕にばかされて、かわいそうさぁ。」でぃ、「何であんてぃ。僕はあなたになんか騙されていないよう。」て、「ううん、あんたはね、向こうに着いたら、あんたに生きているままの肝を取って王様にあげるから、あんた死ぬんだよ。」といったから、またこの猿がさ、また、「あいえぇ、なぁもうあんたは、それをあっちでいえばいいのに。今日はね、木に登ってあれ食べているから、この肝は洗ってあの木に下げてあったのに。」と猿がいったって。「あいえぇ、そうかりっかじゃもう取ってこうね。」と言ったからまた取りに行ったって。取りに行ったらまたこの猿は、ぴょんともう降りるでしょ降りて、「何で生きている肝はこっちにあるんだ。だぁ誰がまかしているねぇ。もうあんたもう取れないさぁ。」と言って、それで、とにかく猿はもうまかしているということで、くらげはね、「あぁそうかぁ、じゃ残念だね。」と取りに行っているけど、またこの猿はもう木にかけてあるということで行って。またくらげが帰って来たら、もう取れなかったから、罰でくらげは、元は骨もあったけど、骨をみんな抜かれて、だから骨無しになってユルユルになっているって話し聞いたよ。 |
| 全体の記録時間数 | 4:39 |
| 物語の時間数 | 4:36 |
| 言語識別 | 混在 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |