猿長者(シマグチ)

概要

よく聞いてねぇ、貧しい人と金持ちの人がいたって。金持ちの人は欲張り、このまた貧乏者は正月や大晦日に鍋で作って食べるのを、分からん。それで、このお金持ちの人が、この貧乏者を馬鹿にして何も貸さなかったって。そうしたから、天からお爺さんが下りていらっしゃってね、貧乏者の方に、「鍋を借りておいで。」と言って、この金持ちの人とところに、借りに行ったから、「何で、貧乏者が何を作って食うのかね。」と、大変ワクワクしていらしゃったってね。だから、このお爺さんが、「とぉさ、これの中に、水入れないさい。」と言って、薬を垂らしたから御飯もできるし、お汁もできるし、何もかもできて、これを食べて、そして、翌日これで顔を洗ったから若返ってね。そしたから、この鍋を返しに行ったから、貧乏者は、何を煮て食べたのかねと話をしてるようなんですよね。そしたから、「このお爺さんは、どこに行ったか。」「ああ、今もそこにいるんだよ。」と言ったから、「そんなら、私たちもしてください。」と言ったから、「お前たちは悪があるから、あの猿になれ。」と言って。それから、またときたまこの猿が来よったってよ。そしたから、「庭の方にある黒砥石を焼いて置いておけ。」と、このお爺が教えてよ。そしたから、時分になるとね、この猿は来て座っていたってよ。貧乏者が金持の人なっているさね。そしたから、この猿は、尻の赤くしているのは、この黒砥石の上の方に座ってからとの話は聞いた覚えはありますよ。

再生時間:1:27

民話詳細DATA

レコード番号 47O361382
CD番号 47O36C052
決定題名 猿長者(シマグチ)
話者がつけた題名
話者名 城間カメ
話者名かな ぐすくまかめ
生年月日 19140729
性別
出身地 沖縄県西原町字棚原
記録日 不明
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 星マークA11
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 本格昔話
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 西原町史 別巻西原の民話P99
キーワード 猿長者,猿,赤尻,貧乏人,若返り,金持ち
梗概(こうがい) よく聞いてねぇ、貧しい人と金持ちの人がいたって。金持ちの人は欲張り、このまた貧乏者は正月や大晦日に鍋で作って食べるのを、分からん。それで、このお金持ちの人が、この貧乏者を馬鹿にして何も貸さなかったって。そうしたから、天からお爺さんが下りていらっしゃってね、貧乏者の方に、「鍋を借りておいで。」と言って、この金持ちの人とところに、借りに行ったから、「何で、貧乏者が何を作って食うのかね。」と、大変ワクワクしていらしゃったってね。だから、このお爺さんが、「とぉさ、これの中に、水入れないさい。」と言って、薬を垂らしたから御飯もできるし、お汁もできるし、何もかもできて、これを食べて、そして、翌日これで顔を洗ったから若返ってね。そしたから、この鍋を返しに行ったから、貧乏者は、何を煮て食べたのかねと話をしてるようなんですよね。そしたから、「このお爺さんは、どこに行ったか。」「ああ、今もそこにいるんだよ。」と言ったから、「そんなら、私たちもしてください。」と言ったから、「お前たちは悪があるから、あの猿になれ。」と言って。それから、またときたまこの猿が来よったってよ。そしたから、「庭の方にある黒砥石を焼いて置いておけ。」と、このお爺が教えてよ。そしたから、時分になるとね、この猿は来て座っていたってよ。貧乏者が金持の人なっているさね。そしたから、この猿は、尻の赤くしているのは、この黒砥石の上の方に座ってからとの話は聞いた覚えはありますよ。
全体の記録時間数 1:46
物語の時間数 1:27
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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