ある男がよ、ジュリのところに遊びに行ったから、もうこのジュリが男に冗談的に言っているわけよ。 「お前たちは男のソーキ骨は、どうして不足したか分かるか。」ともう薄笑いをして、男に言っているわけ。そしたら、誰もソーキ骨は不足していないから、「なんなのか。」と言っているわけ。そしたら、女がよ、「男というのは、きれいな女が頼んだら、何でも聞くって。男は、女のために裸になっても働くというさね。」と言って、大変冗談的な話をしたって。これは、神様の話であるわけ。あのよ、美しい女の人が、もうこの島は慶良間であったか、大島であったか分からないけど、向こうの島に向かって立っていたって。それで、男が、「お前は、何でぼんやりとして立っているのか。」と言ったら、「私はあの島に渡りたいんだけど、それができないんですよ。」と、女がこんなに言ったから、その男は自分のソーキ骨を取って、それで船を作って、二人はあの島に渡ったって。そして、あそこで、子どもを産んでからに島を広げたという話だよ。ソーキ骨が不足しているというのは理屈的な冗談話だよ。まあ、男は女のためならソーキ骨を取って、恋の小船を浮けて渡すという意味であるわけよ。恋の小船といって、ソーキ骨で船を作ってからに、島に渡ったという神様の話であるよ。
| レコード番号 | 47O361287 |
|---|---|
| CD番号 | 47O36C047 |
| 決定題名 | 恋の小船(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 与那城勲 |
| 話者名かな | よなしろいさお |
| 生年月日 | 19160424 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県西原町字安室 |
| 記録日 | 19880813 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 西原町字安室・我謝調査12班T47B05 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 本格昔話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | 母親から子供の頃聞いた |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | ジュリ,男,ソーキ骨,女,神様,島,慶良間,大島,船,恋の小船 |
| 梗概(こうがい) | ある男がよ、ジュリのところに遊びに行ったから、もうこのジュリが男に冗談的に言っているわけよ。 「お前たちは男のソーキ骨は、どうして不足したか分かるか。」ともう薄笑いをして、男に言っているわけ。そしたら、誰もソーキ骨は不足していないから、「なんなのか。」と言っているわけ。そしたら、女がよ、「男というのは、きれいな女が頼んだら、何でも聞くって。男は、女のために裸になっても働くというさね。」と言って、大変冗談的な話をしたって。これは、神様の話であるわけ。あのよ、美しい女の人が、もうこの島は慶良間であったか、大島であったか分からないけど、向こうの島に向かって立っていたって。それで、男が、「お前は、何でぼんやりとして立っているのか。」と言ったら、「私はあの島に渡りたいんだけど、それができないんですよ。」と、女がこんなに言ったから、その男は自分のソーキ骨を取って、それで船を作って、二人はあの島に渡ったって。そして、あそこで、子どもを産んでからに島を広げたという話だよ。ソーキ骨が不足しているというのは理屈的な冗談話だよ。まあ、男は女のためならソーキ骨を取って、恋の小船を浮けて渡すという意味であるわけよ。恋の小船といって、ソーキ骨で船を作ってからに、島に渡ったという神様の話であるよ。 |
| 全体の記録時間数 | 2:57 |
| 物語の時間数 | 2:31 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ○ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |