これは桃原クッティーワンというて、この西原の桃原の方に馬よりも強い頑丈人がおったと。それで、その人は、「自分は武勇が達者だからね、試合に行く。」と、試合に行ってからに、そこの小波津の前の川が壊れて、橋が架からないってよ。そうしたから、このクッティーワンが乗っている馬も一緒に渡してあげたのが、ウシクサイダであったわけ。そしたから、クッティーワンは、「はぁ、このウシクサイダは私よりも優れているね。」と言っていたわけね。それからね、この薄下伊田(ウシクサイダ)とサクグイウチュウフという方は武勇の達者な人であったって、それで首里の御主加那志前が、今帰仁上りに行かれるときに、悪者たちが御主加那志前はそこに行かしてはいけないと言って比謝橋で止めたらしい。それで、その薄下伊田とサクグイウチュウフは長い材木を持って行ってからに、そこに憚っている方々を、二人で川に除けてしまったって。そして、今帰仁上をなさったっての日記が首里の儀保の方にあったわけね。こんな武勇が達者な人がおったということが載っていたって。また、平良の頂上の武士で、ハチャグミーという武士の方がいらっしゃったんだが。このお爺さんが棚原で暴れたから、この人と戦って、棚原が捕らえたわけよ。それで、この人は、御主加那志前の御用であるから、棚原の部落は、警察に御用になったんだが、「この位の武士がいるのに、あそこで暴れて、これが悪いんだよ。」と御主加那志前が言ってもう棚原を咎めなかったって。薄下伊田、サクグイウチューフは武士であったって。こういうふうな伝説になっています。
| レコード番号 | 47O361128 |
|---|---|
| CD番号 | 47O36C042 |
| 決定題名 | 大力ウシクサイダと北山攻め(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 城間英喜 |
| 話者名かな | しろまえいき |
| 生年月日 | 19111117 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県西原町字棚原 |
| 記録日 | 19880813 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 西原町字棚原調査7班T42A03 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 伝説 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 西原町史 別巻西原の民話P486 |
| キーワード | クッティーワン,ウシクサイダ,薄下伊田,サクグイウチュウフ,今帰仁,比謝橋,ハチャグミー,棚原,武士 |
| 梗概(こうがい) | これは桃原クッティーワンというて、この西原の桃原の方に馬よりも強い頑丈人がおったと。それで、その人は、「自分は武勇が達者だからね、試合に行く。」と、試合に行ってからに、そこの小波津の前の川が壊れて、橋が架からないってよ。そうしたから、このクッティーワンが乗っている馬も一緒に渡してあげたのが、ウシクサイダであったわけ。そしたから、クッティーワンは、「はぁ、このウシクサイダは私よりも優れているね。」と言っていたわけね。それからね、この薄下伊田(ウシクサイダ)とサクグイウチュウフという方は武勇の達者な人であったって、それで首里の御主加那志前が、今帰仁上りに行かれるときに、悪者たちが御主加那志前はそこに行かしてはいけないと言って比謝橋で止めたらしい。それで、その薄下伊田とサクグイウチュウフは長い材木を持って行ってからに、そこに憚っている方々を、二人で川に除けてしまったって。そして、今帰仁上をなさったっての日記が首里の儀保の方にあったわけね。こんな武勇が達者な人がおったということが載っていたって。また、平良の頂上の武士で、ハチャグミーという武士の方がいらっしゃったんだが。このお爺さんが棚原で暴れたから、この人と戦って、棚原が捕らえたわけよ。それで、この人は、御主加那志前の御用であるから、棚原の部落は、警察に御用になったんだが、「この位の武士がいるのに、あそこで暴れて、これが悪いんだよ。」と御主加那志前が言ってもう棚原を咎めなかったって。薄下伊田、サクグイウチューフは武士であったって。こういうふうな伝説になっています。 |
| 全体の記録時間数 | 2:22 |
| 物語の時間数 | 2:05 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ○ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |