勝連阿麻和利は北谷屋良の部落に生まれたが、幼い頃は何もできない人だったので、ムルチグムイというところに親たちが捨てたそうだ。それからちょっと元気が出て来て、クモが巣を作るのを見て魚を取る網を考えだした。それからまた元気になって、勝連望月按司の草刈りに行った。そこで草刈りをして、毎日海に出て魚を取り、海岸の近くの部落の人たちに魚を配給してくれたそうだ。魚をもらった中城一帯の人達は阿麻和利に「どのようにしてこの恩を返すか。」と聞くと、「何月何日に松明をつけて海岸に出てくれ。」と頼んだそうだ。住民がその通りにしたら、阿麻和利は主人である望月按司に敵が攻めてきたとだまし、ものみに連れだし、そこから落として殺した。そして、望月按司のあとをつぎ、勝連の城主になり、勝連アマンジャラーと名付けられた。それから、阿麻和利が謀反人だということが首里城の王様にも知れた。王様は自分の娘のモモトフミアガリを阿麻和利の所へ嫁がせた。日にちもたち、阿麻和利は首里へ戦をしかける準備をしていたが、途中には中城護佐丸が城をかまえているので、首里へいくのを見つけられたら大変だと思い、海から渡って首里城へ行き、護佐丸が謀反を起こそうとしていると首里の王様をだます。王様は中城まで使いを出し、様子をうかがわせる。(使いに出た者は途中、阿麻和利の家来につかまり、みんな殺され、一人だけ助かる。が、助けてもらった代わりに)首里の王様には護佐丸を殺すように言う。護佐丸は切腹する。それから、首里城には大城大主という大将がいて、その人はモモトフミアガリの家来として勝連城にいた。が、阿麻和利の悪だくみを知り、勝連城からモモトフミアガリと二人で逃げだし、首里の王様に報告する。それから、護佐丸の三男、カミジューが大きくなり、首里城へ行き、大城大主と一緒になって、勝連城を滅ぼしたそうだ。(ここまでは桃原の組踊りで上演した話。)(大城が勝連城から逃げだす時に、モモトフミアガリを起こして二人で逃げた。が、逃げていく途中、モモトフミアガリが歩けなくなったので、大城がモモトフミアガリを自分のものにした。それで二人の間に子どももできたという。これは組踊りにはなかったが、年寄りから聞いた伝説。)
| レコード番号 | 47O361112 |
|---|---|
| CD番号 | 47O36C041 |
| 決定題名 | 阿麻和利(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 喜屋武亀 |
| 話者名かな | きゃんかめ |
| 生年月日 | 18990102 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県西原町字桃原 |
| 記録日 | 19880813 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 西原町字桃原調査6班T41A01 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 伝説 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 勝連,阿麻和利,北谷,屋良,ムルチグムイ,クモが巣,網,勝連望月按司,謀反人,首里城,モモトフミアガ,中城護佐丸,護佐丸,謀反,中城,大城大主,組踊り |
| 梗概(こうがい) | 勝連阿麻和利は北谷屋良の部落に生まれたが、幼い頃は何もできない人だったので、ムルチグムイというところに親たちが捨てたそうだ。それからちょっと元気が出て来て、クモが巣を作るのを見て魚を取る網を考えだした。それからまた元気になって、勝連望月按司の草刈りに行った。そこで草刈りをして、毎日海に出て魚を取り、海岸の近くの部落の人たちに魚を配給してくれたそうだ。魚をもらった中城一帯の人達は阿麻和利に「どのようにしてこの恩を返すか。」と聞くと、「何月何日に松明をつけて海岸に出てくれ。」と頼んだそうだ。住民がその通りにしたら、阿麻和利は主人である望月按司に敵が攻めてきたとだまし、ものみに連れだし、そこから落として殺した。そして、望月按司のあとをつぎ、勝連の城主になり、勝連アマンジャラーと名付けられた。それから、阿麻和利が謀反人だということが首里城の王様にも知れた。王様は自分の娘のモモトフミアガリを阿麻和利の所へ嫁がせた。日にちもたち、阿麻和利は首里へ戦をしかける準備をしていたが、途中には中城護佐丸が城をかまえているので、首里へいくのを見つけられたら大変だと思い、海から渡って首里城へ行き、護佐丸が謀反を起こそうとしていると首里の王様をだます。王様は中城まで使いを出し、様子をうかがわせる。(使いに出た者は途中、阿麻和利の家来につかまり、みんな殺され、一人だけ助かる。が、助けてもらった代わりに)首里の王様には護佐丸を殺すように言う。護佐丸は切腹する。それから、首里城には大城大主という大将がいて、その人はモモトフミアガリの家来として勝連城にいた。が、阿麻和利の悪だくみを知り、勝連城からモモトフミアガリと二人で逃げだし、首里の王様に報告する。それから、護佐丸の三男、カミジューが大きくなり、首里城へ行き、大城大主と一緒になって、勝連城を滅ぼしたそうだ。(ここまでは桃原の組踊りで上演した話。)(大城が勝連城から逃げだす時に、モモトフミアガリを起こして二人で逃げた。が、逃げていく途中、モモトフミアガリが歩けなくなったので、大城がモモトフミアガリを自分のものにした。それで二人の間に子どももできたという。これは組踊りにはなかったが、年寄りから聞いた伝説。) |
| 全体の記録時間数 | 11:47 |
| 物語の時間数 | 8:55 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |