昔は、ちょうど掛保久当山は当山部落の中心で、今の公民館の前に屋敷も持っていたわけ。それで、後ろの方がこう大きくして、それの半分は今公民館にして前の方は当山の屋敷になっている。あれは掛保久の村にもうここもまた当山の物になっているわけ。昔といってもこの明治三十二、三年から廃藩置県の後の土地調査のときからだよ。だけど、まあ大昔はこれだけ全部当山のものであったのか、これも分からないんだがね。昔、もういくら土地はあっても祝女地と百姓地というのがあるわけ。個人用というと仕明地というのがあるね、個人用というのはめったにないんだよ。祝女地は祝女の出ているところを祝女地と言って、大屋は多く持っていたさね。あそここらも今は私の個人用になっているわけ。昔、もう全部そこも甘蔗畑だった。伊礼はまた尚円王の関係して恩があるって伊礼地といって昔からもらわされているわけね。百姓地というのは、首里城から、「ちょうどこれだけは掛保久の区域だから、これだけすぐこれだけ掛保久の方で耕して上納納めれ。」と命令されているわけ。部落としては、この土地は、「これだけはこれにさせて、これはこれにさせて。」と分担して、一地ずつ、二地ずつって言って各家庭に百姓地って全部持たすわけ。そうして、住む人に屋敷百坪ずつでも、あたるように全部に屋敷あげて、「お前はこの土地をしてよね。そうして、上納納めてよね。」と上納させるわけ。この百姓地というのは、そのころはもう村用地さ。これもう廃藩置県になったから、土地改正のときからすぐ個人の札立てて耕している人のものになっているわけ。そのときから個人用の土地なったんだよ。仕明地というのはね、大変金持ちの人が首里城から、「この地は私の方に売ってください。」ってあそこから買いに来て個人用になっているのが仕明地っていうわけ。これはよ、板の方にね、土地調査の図面立派にもう書かれているの私は見たんだけどよ、玉城墓地の図面もあるし、これにどんなに字は書くのかわからんが、フェーイタっていうわけ。私たちの物を覚えるころまで、今の玉城にこれがあったよ。これに判使っているのが、この登記所の証さ。これが仕明地。
| レコード番号 | 47O361101 |
|---|---|
| CD番号 | 47O36C040 |
| 決定題名 | 掛保久の土地分け(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 玉城永保 |
| 話者名かな | たまきえいほ |
| 生年月日 | 18970817 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県西原町字掛保久 |
| 記録日 | 19880813 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 西原町字掛保久調査5班T40A06 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 伝説 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 西原町史 別巻西原の民話P319 |
| キーワード | 掛保久当山,当山部落,掛保久,廃藩置県,祝女地,百姓地,祝女,伊礼,尚円王,土地分け |
| 梗概(こうがい) | 昔は、ちょうど掛保久当山は当山部落の中心で、今の公民館の前に屋敷も持っていたわけ。それで、後ろの方がこう大きくして、それの半分は今公民館にして前の方は当山の屋敷になっている。あれは掛保久の村にもうここもまた当山の物になっているわけ。昔といってもこの明治三十二、三年から廃藩置県の後の土地調査のときからだよ。だけど、まあ大昔はこれだけ全部当山のものであったのか、これも分からないんだがね。昔、もういくら土地はあっても祝女地と百姓地というのがあるわけ。個人用というと仕明地というのがあるね、個人用というのはめったにないんだよ。祝女地は祝女の出ているところを祝女地と言って、大屋は多く持っていたさね。あそここらも今は私の個人用になっているわけ。昔、もう全部そこも甘蔗畑だった。伊礼はまた尚円王の関係して恩があるって伊礼地といって昔からもらわされているわけね。百姓地というのは、首里城から、「ちょうどこれだけは掛保久の区域だから、これだけすぐこれだけ掛保久の方で耕して上納納めれ。」と命令されているわけ。部落としては、この土地は、「これだけはこれにさせて、これはこれにさせて。」と分担して、一地ずつ、二地ずつって言って各家庭に百姓地って全部持たすわけ。そうして、住む人に屋敷百坪ずつでも、あたるように全部に屋敷あげて、「お前はこの土地をしてよね。そうして、上納納めてよね。」と上納させるわけ。この百姓地というのは、そのころはもう村用地さ。これもう廃藩置県になったから、土地改正のときからすぐ個人の札立てて耕している人のものになっているわけ。そのときから個人用の土地なったんだよ。仕明地というのはね、大変金持ちの人が首里城から、「この地は私の方に売ってください。」ってあそこから買いに来て個人用になっているのが仕明地っていうわけ。これはよ、板の方にね、土地調査の図面立派にもう書かれているの私は見たんだけどよ、玉城墓地の図面もあるし、これにどんなに字は書くのかわからんが、フェーイタっていうわけ。私たちの物を覚えるころまで、今の玉城にこれがあったよ。これに判使っているのが、この登記所の証さ。これが仕明地。 |
| 全体の記録時間数 | 4:34 |
| 物語の時間数 | 4:22 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |